そらの誉れは旦那さま (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344847354

作品紹介・あらすじ

男の身ながら隼瀬浦領主の長男・三雲高虎に嫁いだ空良。名前もなかった自分に「空良」と名づけ溺愛してくれる夫と正式に祝言も挙げ、持ち前の知恵と能力を生かして国政にも貢献し穏やかな日々を送っていた。ある日、戦地にいる領主・時貞から高虎へ援軍要請が届く。空良の力も貸してほしいとの報に、空良は反対する高虎を説き伏せ戦場に同行するが……?

感想・レビュー・書評

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  • 空良への溺愛っぷり過保護は天井知らずでありながらも、空良のやりたい事や成長を見守り導く高虎
    旦那さまの踏ん張り頑張り苦悩を一緒に乗り越えようと唯一の癒し処になろうと両手を広げ慈しみの愛を示す空良
    二人の純真な愛の姿が今回も溢れて癒されます

    血生臭い戦場にも赴き、自身の存在理由を見いだしたり、愛する隼瀬浦を離れたくないと我が儘を言い泣く空良の姿に
    強くなったわぁー、しっかり自分の足でたってるわぁーと感慨深くなり泣きました(気分は親戚のおばさん)
    ホントにこのシリーズ大好き!

    魁傑と次郎丸の丁々発止なやり取りも相変わらずで楽しく、ちょっと弱い高虎も可愛いw

    このシリーズ
    ずーっとずーっと続いて欲しいです!!


    サマミヤアカザ 先生のイラスト、今回も素敵でした!

  • 今回も面白かった!二つのお話に分かれていて前半は空良はついに戦に参加。障害はあったが稀有な才で見事に勝利!道中や山場や新キャラもいてとても面白いお話でした。
    2本目は高虎がついに一国一城の主に。奮闘ぶりが伺えました。

  • 何度もあった命の危機、どこまでもついて回る「男の嫁」への侮蔑の視線を
    自らの経験と努力で跳ね除ける空良。

    みんなに愛され護られながら、どんどん強くなっていく空良の成長に心を打たれて
    空良のために怒ってくれる、人と動物の優しさに涙して
    微笑ましいやりとりにほっこりする。

  • シリーズ第三弾。また読めて嬉しい!
    ふたりの仲睦まじさは変わらず、空良がまた一歩成長していくお話でした。前半の戦に参加して意見を述べるところはかっこよかったなぁ。じーんとしました。菊七の言葉がよかった。後半は新領地でのふたりの奮闘。領民の態度は腹立たしかったけど、ずっと虐げられていたんだろうなと思うとなんとも言えなくて。じっと耐えて快活に振る舞う高虎と、その心情を思い寄り添う空良の姿がとても胸に来ました。意趣返ししつつ悋気も起こしている高虎の姿がよかった。魁傑と次郎丸のいつものやりとりも見れて楽しかったです。それ以外にも細かいコミカルなやりとりが好き。
    サマミヤ先生のイラストも素敵でした。

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