稼ぐ会社の「課長心得12カ条」

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344972001

感想・レビュー・書評

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  • ・部門の業績は課長が作る。
    ・自分のしたいことを人々にもしたいと思わせる。
    ・課長は言われたことをやるだけではなく、新しくやることを生み出す起業家精神が必要。
    【起業家精神】
    ・会社の成長発展。部下を甘やかすのもだめ、楽なゴールを設定するのもダメ。
    ・高い目標設定。人が成長できるためには高い目標が必要。安易な目標では能力の発揮はままならない。挑戦的な目標ではじめて意味がある。課長はその目標に向けてメンバーを前向きにリードする必要がある。
    ・発言機会で前向きな言葉をつかう。ただできないということはやめて、「この課題には困難な点が〇点あり、それらを克服すれば課題達成が可能である」というようにする。いかに「できる」ように考えられるかが課長には必要。大事なことを繰り返しいうようにする、しつこいと思われるくらいメンバーに徹底させる。
    ・課長は課内の仕事をすみずみまで知る必要がある。全ての責任を負うため、また、部下の仕事をみて力量を見極めて部下を成長させる必要があるため。課内の仕事に注意を払うことで感覚が研ぎ澄まされて正しい判断ができるようになる。
    ・スピーディーに判断をすること、その際の基準を明確に部下に説明できること。
    ・複数の手段を考え、迷った際には楽でない方法を選んだ方が良い。
    【リーダーシップ】
    ・チームの力を最大限にする、ベクトルを合わせる。ベクトルは「メンバーの能力と熱意」・「考え方」の掛け算となる。ベクトルを合わせるのはリーダーの熱意が必要で、話し合いを通じてメンバーに納得してもらうようにする。
    ・チームの先頭に立って闘争心をもって行動する。必ずやり遂げるという執念が必要。加えて、実現するための手順と方法や計画が必要。
    ・お客様第一主義。会社全体で最適な成果になるように行動する。自部門だけがぎせいにならないように、自部門のことだけをかんがえないように、会社全体を考えて、折衝をすること。常に折衝に負けている用だと部下からの信頼を得られる。
    ・部下との信頼関係を築く。部下の信頼がほしかったら、まずは自分が部下を新r内する。例えば部下に毎日声掛けをすることをタスク化する等、いくらでも手段はある。
    ・部下をほめ、叱る。成長のために、欠点をなくすためには叱ることも必要。一流選手は欠点がない。部下の欠点を直してあげるのは課長の仕事である。身に染みるように叱る、みんなの前で時間をかけて叱ること。部下が自分で欠点を直そうと思ってもらえるように、叱る・指導する。
    【向上心】
    ・特定分野で優れた専門能力を持つ。新しい分野を任されたのであればすぐさま勉強を始め専門能力を高める必要がある。
    ・自ら反省することを忘れない。多くの人と関わり成果を上げる課長にこそ、人の意見を素直に受け入れる心が必要。反省を習慣にする。失敗を人のせいにしない、その失敗がおきた要因を自分の視点で考える。

  • #チームマネジメント #初めてのチームリーダー
    得たいもの
    結果を出すチーム運営をするために自分が今すべきことがなんなのか見つける

    来期から改めてチームを本気で見て、イノベーションを起こすと決めたので
    運営について学び直したいと思い手に取った。
    学んだのは2点

    1.部下には身に染みる指導をすべき
    何のために叱るのか、そこにエゴがあるとやっぱダメ。
    自分の正解を押しつけてないかとか考えてる時点で小さい。
    愛を持って接し、成長を願う。そのために想いを植え付ける感覚が必要。
    大善で接する。叱るでも受け止めるでもそこはなんでも良い。

    2.なんのために専門性を身につけるのか
    自分が持ってる成長支援論がアップデートされた感覚。
    今まで仕事に専門性は必要無いと考えていたが、
    結論ある程度は必要であると意識が変わった。
    上司は判断をする。結果を達成する責務があるから。
    今起きている事象を過去に自分が経験して解決した事象と結びつけて考えられるようになるための専門性という
    位置づけがものすごくしっくりきた。
    同時に自分の中の驕りを発見した。
    判断できない事象を無くすために学んでいく必要がある。

  • 課長クラスの人に求められる心得。何か特殊な能力というわけではなく読んていると当たり前とも思う。だから読みやすい。
    でも最後の方で書かれている「知っているだけでは意味がない。何度も何度も繰り返し読み、理解を深めて、実践する」が何より大切なんだろう。実践がね…

  • 稲盛さんの著書は多く触れてきたが、近くで働く方の著書に触れるのは初めて。
    「フィロソフィとアメーバー経営は車の両輪」を支えるのは現場力であり、その現場力を最大限発揮するリーダーである課長へ向けての心得がこの12か条である。
    一、部と課の成長発展を常に考える
    一、高い目標を定める
    一、課内のすべての業務を把握する
    一、何が正しいかを判断基準とする
    一、チームの力を最大限にする
    一、先頭に立って行動する
    一、取引先や社内の他部門との折衝の中心となる
    一、常に部下の様子に目を配る
    一、部下を褒め、叱る
    一、特定分野において優れた専門能力を持つ
    一、自ら反省することを忘れない
    各項目で実体験を通した、稲盛さんの発言もいれた解説は分り易い。
    課長職の存在意義を考えたくなる一冊

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著者プロフィール

KCCSマネジメントコンサルティング会長。1967年鹿児島大学卒業後、京都セラミック(現・京セラ)に入社。入社と同時に生産管理部(現・経営管理部)で全社・全部門の実績集計業務およびアメーバ経営の確立と推進を担当。以来、45年以上にわたり、アメーバ経営の伝道師として、京セラグループ企業のみならず、外部の企業へアメーバ経営導入を図る。89年常務取締役、95年専務取締役。同年京セラコミュニケーションシステム(KCCS)社長。2006年京セラ副会長、KCCSマネジメントコンサルティング(KCMC)社長。2010年稲盛和夫京セラ名誉会長とともに、日本航空再建に副社長として取り組み、JALにアメーバ経営を導入。2011年KCMC会長、2012年KCMC相談役。

「2014年 『全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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