- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344973350
感想・レビュー・書評
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JRのカード事業であるビューカードを現在の位置までに押し上げた人たちの奮闘を書いた一冊。
ハウスカードへのこだわり、国際ブランドとの提携、システムの変遷、PiTaPaや様々な企業との提携、分社化など加入者数や時代背景によって様々な施策を行ってきたことや順調に稼働するまで紆余曲折があったことを本書を読んで感じました。
同事業が軌道に乗れたのは、上席である加藤、三上の熱い思いや藤田や橋本や大野といった人物の思いがあったからだと感じました。
あと、カード事業部の方々の努力はもちろんですが、一企業のカードが高い利用頻度を誇るキャッシュレスの電子マネーとしての評価を得るには、金融業とは異業種である鉄道業で本業だけに固執しない駅の商業施設などでの利用を見込めたことが今日までの普及の裏側にあるということも感じました。
本書を読んで、一番重要だと感じたのが誰とやるかという絆の強さがカードについて知識のない人達がクレジットカード業界で確固たる地位を築けた一番の要因であると感じました。
インターネットの普及と共にビッグデータの膨大なデータをもって時代によって色々に姿を変えてきて人々の生活に浸透したビューカードがこれからどのように姿を変えていくのか楽しみになる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビューカードがいかにして立ち上げられたかという軌跡の話。
文章がやや大げさで、ノンフィクションなのか小説なのかいまひとつ判然としない。
ストーリーも平凡で、日記を読んでいるような気分。