裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 3209
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980303

作品紹介・あらすじ

「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。

感想・レビュー・書評

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  • 見開き左に裁判官の言葉、右に著者の解説や感想が書いてあるスタイル。

    裁判官のお言葉は、確かに良い話だけど爆笑ではなものが多い。

    著者の解説を読んでも、どこがポイントなのか、話のツボが分からず、途中で飽きてしまった。

  • 2010年登録、読了本。星は当時付けたもの。
    購入本(そして断捨離)だったような気がする。

  • 一度裁判見に行ってみようか

  • 「量刑相場」というものがあるんですね。まぁ、そういうものがないと不公平感に繋がりますからねぇ。裁判官のお言葉集」という題名でしたが、むしろ、ここ最近の事件のこと、「そう言えばそういう事件もあったなぁ」と、思い出すような内容でした。

  • 裁判官は意外と自分の言葉で語る時があると知った。なんだかんだ法律や憲法だけに従って、判決などを言い渡さなければならないと思っていたので、よりストレス溜まりそうな仕事だと思った。また、たびたび亡くなった裁判官の名前と享年が出てきたが、比較的若くして亡くなっているのが気になった。

  • 爆笑、は言い過ぎでは?
    裁判官とて人の子ですね。
    残念ながら罪を犯す人あり、
    人を見下してしまう人あり、
    職務に耐えきれず自死を選んでしまう人あり。

    罪を犯したくはないけれど、
    心ならずも罪人になってしまった時は、
    こんな裁判官に裁かれたい、という方あり、
    あんたにだけは言われたくない、
    という裁判官に当たってしまう事もあるのでしょう。

    担任教師とか医師とか警察官とかでもそうね。
    出会い・ご縁って大事。

  •  司法の一端を担う立場から裁判に参加する機会があり、実際の裁判において裁判官や検察官と被告の間での珍問答やドラマがままみられ、基本的にそのような状況でも感情を交えずに淡々と審理が進められる。しかし思わず吹き出してしまうような場面もあり素材として刑事裁判は面白い世界であることから、本書に対する期待値が高すぎたが、本書は裁判官の言葉のみにスポットが当てられており、その言葉の背景や裁判内容に対する言及があまりないことから、法廷の臨場感を感じられずに面白いと感じられなかった。

  • 染まることなく裁きを行わなければならない中、人間らしさが感じられる発言の数々、おもしろいです。

  • 裁判官が判決後に発する被告人に伝えたい一言集。裁判官の人柄が見える気がした

  • 判事も人。感情が揺さぶられどうしても一言言ってやりたいと思うこともあるのだろう。思っていた以上に、裁判が人情味溢れるものなのだと思った。

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著者プロフィール

1975年、長崎県生まれ。九州大学法学部卒。フリーの著述家。デビュー著書『裁判官の爆笑お言葉集』(幻冬舎新書)がベストセラーに。雑誌連載、メディア出演、講演活動のほか、小説の法律監修にも携わる。

「2020年 『裁判長の沁みる説諭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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