日本を貶めた10人の売国政治家 (幻冬舎新書 こ 10-1)

制作 : 小林 よしのり 
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981300

感想・レビュー・書評

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  • まぁ、政治なんてものは、だれがやっても不満がでるもんではあるんだとは思うんですけどね。

    それでも、今の状況や問題を変えていきたいのなら、教育には、金をかけるべきだとわたしは思います。
    変えたいとは、思ってないのか?

  • <感想>
    個人的にはあまり目新しい意見はなかったが、小林よしのりの言語化能力に脱帽した。


    <私的メモ>
    「売国」の定義。
    *********************************
    韓国は日本に併合された屈辱があり、しかも日本と戦わずにアメリカに解放してもらった国、北朝鮮は少しゲリラ戦をしたが大負けに負けてソ連の傀儡にしてもらった国。中国はほとんど日本と戦わなかった中国共産党が戦後、実際に戦っていた国民党を追い出して建国した国である。

    「これらは日本に戦勝したという偽史なしには国民の物語が作れない国々であり、これからも絶えず日本と戦っていると国民にアピールするために、日本の主権をおかし、侵略を続けることであろう」と筑波大学大学院教授の古田氏は喝破している。

    アメリカもこれと似たり寄ったりである。アメリカは白人がインディアンの土地を侵略して作った国。「唯一の良いインディアンは死んだインディアンだ」を合言葉に殺戮し尽くし、それが完了すると海を渡って「唯一の良いフィリピン人は死んだ奴だ」を合言葉にフィリピン人を殺戮して植民地化。アジアでただ一国ライバルとなった日本を徹底的に敵視し、資源の乏しい日本を禁輸で締め上げ、一年以内に重要産業が麻痺状態に陥る国家存亡の危機にまで追い込んで戦争を起こさせ、開戦後は「唯一の良いジャップは死んだジャップ」を合言葉に一般市民をも殺戮し、原爆まで投下した国だ。
    アメリカは「過去の日本は悪の帝国だった」という偽史を基に、その日本に勝ったことを誇りにして国民の歴史を成立させている。

    少しでもインディアン殺戮に疚しさを感じたり、過去の日本人の美意識に価値を見出したりする歴史観など受け入れられないことは自明である。

    中国も、韓国も、そしてアメリカも、それぞれ自国内の都合で過去の日本を悪とする歴史観を必要としているのである。日本側が譲歩しようがしまいが、反日ナショナリズムが消えることはない。

    (中略)

    どの国を見たって日本人が言うような「友好」も「戦略的互恵関係」も本気で考えてなどいない。自国の利益だけ!「互恵」もない。自国の利益のために、いかに日本を利用するかということしか考えていない。それを憤っても仕方がない。国際社会ではそれが当たり前なのだ。
    日本も当然、徹底して自己利益を中心に、いかに中国、韓国、北朝鮮、アメリカを利用するかを考えなければならない。
    そうでなければ、「友好」や「戦略的互恵関係」の美名の下に、ただ日本を各国に利用させ続けるだけである。そういう行為を「売国」というのだ。
    *********************************************
    これまで、「売国」という言葉は保守や右翼の中で、極度に感情的な言葉として使われてきた言葉だったのを、実に冷静にうまく定義している。

  • 紺谷典子 平成経済20年史
    やがて日本は世界で80番目の国に落ちる

    要するに兵力の後援なき外交はいかなる正理に根拠するも、その終極に至りて失敗をの免れざることあり 陸奥宗光
    外交とは華麗な衣装を纏った軍事にほかならない ナポレオン

  • 気に留めていないことにきづかされる。もっと日本の国を考えていきたいものだ。

  • 20名の識者のアンケートを基に「売国政治家」を
    ランク付けし、歯に衣着せぬ物言いの座談会
    国内の事は兎も角、対外的な方針
    特に防衛の話にはかなり熱が・・・

  • イマドキの平和ボケした日本には、何やら浮き上がったタイトルにつられて購入。

    20名の評論家に「存命中の政治家の中で、売国的であると思われる人物を5名、売国奴度数が高い順に挙げ、その理由をお書きください」として得られたアンケートを集計したものだそうで、20名はテレビにはあまり登場しない評論家ばかりでしたが、戦争責任、靖国問題、やりっぱなしの構造改革、、、などなど、ずいぶん右傾向の過激な言いたい放題でしたが、取り上げている内容だけに関していえば、ごもっともで筋も通っているのだから、面白い。

    民主党の政権交代が実現する以前に書かれた本で、そのあたりの潮流にほとんど言及されていなかったのが残念というか、政権交代後にアンケートされていたら、そのあたりがどう反映されたんだろうかと、野次馬根性の怖いもの見たさが残りました。

    (2009/10/30)

  • 今、なお人気のある小泉元首相。
    実質の民主党の実力者、小沢氏など。
    アンケートを元になぜ、売国政治家と言われるのかを書きあげている。
    日本の戦後の歴史観にも多く触れており、自身の知識が不足している分野なので、面白く読めた。

  • 最後のアンケートページは、なんだか笑ってしまうものが多数・・・(笑)おもしろすぎますっ(o^∇^o)

  • 9月11日読了。

  • 新鮮な(?)視点から政治家を見た一冊。
    人気のある小泉さんやら色んな政治家さん(特に悪いとされている人たちね)を色んな角度から見ておりますぜ。
    やっぱりマスコミの影響って大きいんだなぁと感じました。

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