- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344983373
作品紹介・あらすじ
生きることは悩むことだ。悩みから逃げず、きちんと悩める人にだけ濃密な人生はやってくる。ただし、やみくもに悩めばいいわけではない。心が弱っている人は、自分の内面を見つめず現実をしのぐ工夫から始める。心がある程度頑丈ならば、自己を掘り下げ、悩みの正体を受け止める。苦悩する人々に寄り添い続ける心理カウンセラーが、フランクル、フォーカシング、森田療法、ミンデルらの手法をもとに濃く深く生きるための正しい悩み方を伝授する。
感想・レビュー・書評
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フランクルの思想が書いてある所がとても面白かったです。
態度価値という考え方。
それは、何かを成し遂げたとかではなく、困難な物事に対してどのような心持ちで相対するか?その姿勢こそが態度価値。
なにもできなくて、心がうちひしがれている時に、とても救いとなる言葉です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第一章だけすべて読んであとは気になったところをちょこちょこ読みました。残念ながら自分には合わなかったです。
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自分のしたいことを達成する人生から、自分が人生に求められていることをする人生。自分には(誰かから)何を求められているのか?その意味と使命を実現していく人生。自分には何が求められているのか?
立脚点を変える。少し気が楽になるかも。やりたいことがないなら、自分が人生に望まれてることはなんなのかを考えるとやることが見えてくるかも。とりあえずそう考えるだけでも、何かをやる気は出てくる。 -
以前読んだ諸富氏の本ほどはインパクトはなかった。一歩間違えると新興宗教的な考え方にもなりうる。
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悩みとは人生からの問いかけである。悩み抜いてこそ、自分の人生の本当の意味がわかる。だって。死を選ぶほどの悩みを感じた事ないから、共感できる部分は少なかったかな。
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諸富さんの本も読んでいくうちに重複箇所が増えてきた。
エッセンスとなる部分はだいたい読み終えたかな。
悩みはあってかまわない。むしろ共に生きることで深みが増す。悩みは人生の課題と思えばいい。
でもその悩みは自分のためではなく、何か・誰かのためでなければ、ただの自意識過剰である。
悩みと少し距離がとれるようになった気がする。 -
カウンセリングの講義で講義をしてくださったのが著者。
その時にわかりやすく、楽しく講義をしていただいたので、今回、図書館で気になって借りてみた。
第四章くらいまでは、そうそう!そうなんだよ!と、かなり納得で読んでいたのだが、後半が、どうもスピリチュアルな世界観のような気がして、読むのが遅くなった。
でも、悩みから逃げず、きちんと悩むことで、濃密な人生を送れる。ということ、気晴らしは、恐ろしいもの(悩みを悩まずにすむという意味で)。ともいうことは、すごく納得できる。
自分自身も、それを実感したことがあるので。
著者が体験したスピリチュアルめいたことは、私にはまだ理解できない。
フランクルの深いところもまだ理解できない。
また、しばらく時間がたったら、わかるかもしれないが。。 -
面白い。いろんな感情を整理する時に役立ちそう。絶望を経験すると、体験するのかもしれない超常現象的な神秘体験も興味深い。
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悩みは人生から問いである、というように、人間は人生から問いかけられているものである。