幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 338
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983779

作品紹介・あらすじ

人は必ず死ぬとしても、誰もが平均寿命ぐらいは生き、家族に見守られ、隠やかに旅立っていけると思っている。でもそんなことはない。明日、事故に遭うかもしれないし、病気で余命わずかと宣告されるかもしれない。著者は、突然、死に直面して混乱し、後悔を残したまま最期を迎える患者さんを多く看取ってきた。なんとかしたい、少しでも満ち足りた気持ちで旅立ってほしい-そんな想いに突き動かされ、幸せとは何か、今をどう生きるかを問う。若き外科医による、熱く清新なる「メメントモリ(死を想え)」。

感想・レビュー・書評

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  • そんなに新しい発見があったわけではないが、大切な視点を提示している良著。
    著者は、書くことによって昇華させなくては、耐えることのできない毎日を送ってきたのだと感じた。

    幻冬舎の見城氏に見出されたと、後書きに記されている。
    どこかに、「書く技術を持つ人を探すのではなく、書かずにはいれない衝動を抑えることができない人を探すのが、編集者というもの」という趣旨の文章を見城氏が書いているのを読んだ記憶がある。
    まさにそういう人、と感じた。

  • 死を正面から考えさせられると、明石家さんまさんの「生きてるだけで、丸儲け」の言葉が心に染みますね。

  • 2022.1214

  •  人はいつ死ぬかわからない(みんな、平均寿命ぐらいは生きれるとおもっているけれど・・・)。メメントモリ(死を想え)。現代の日本では、「死」はタブー視されているが、人生は締め切りがわからないプロジェクト。中山裕次郎「幸せな死のために、一刻も早くあなたにお伝えしたいこと」、2015.3発行。自分の本音を見よう。歩けなくなる前に行きたいところは。目が見えるうちに見たいものは。食べられるうちに食べたいものは。話せるうちに誰と何を。聴きたいものは何。「きっといつかは~」はもうやめて。「今」です。と。 

  • 死について。

  • 三十代前半の医師が書いた、死についての新書。

    青臭くて浪花節な理論が白々しい。まだ思春期なんだと思う。

    生命保険の必要性が執拗に書かれていて、鬱陶しかった。

    こんな医師に診察されたくない。

  • 12月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?amode=2&kywd=4311487880

  • 若手外科医の経験から感じた、生と死、医療への考えが述べられている

    生きてたように死んでいく
    死ぬ時に、家族や友人からの対応で生きてたときの、その人となりがわかる
    死はいきなりやってくる
    日ごろから周囲に感謝しよう

    死んだら後悔するように毎日を生きよう
    必死で目標に向かって生きていれば、途中で死ぬのは悔しいはず。そう思えるように毎日努力しよう

    伝えたい内容としては、少しありふれたものなのかもしれないが、著者の伝えたいという熱い思いがひしひしと伝わってきた

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著者プロフィール

1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒。現在は湘南東部総合病院外科勤務。著書に『泣くな研修医』シリーズなどがある。最新作は『やめるな外科医 泣くな研修医4』(幻冬舎文庫) 。

「2022年 『ココロギミック 異人と同人3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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