幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日 (幻冬舎新書)
- 幻冬舎 (2015年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344983779
作品紹介・あらすじ
人は必ず死ぬとしても、誰もが平均寿命ぐらいは生き、家族に見守られ、隠やかに旅立っていけると思っている。でもそんなことはない。明日、事故に遭うかもしれないし、病気で余命わずかと宣告されるかもしれない。著者は、突然、死に直面して混乱し、後悔を残したまま最期を迎える患者さんを多く看取ってきた。なんとかしたい、少しでも満ち足りた気持ちで旅立ってほしい-そんな想いに突き動かされ、幸せとは何か、今をどう生きるかを問う。若き外科医による、熱く清新なる「メメントモリ(死を想え)」。
感想・レビュー・書評
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そんなに新しい発見があったわけではないが、大切な視点を提示している良著。
著者は、書くことによって昇華させなくては、耐えることのできない毎日を送ってきたのだと感じた。
幻冬舎の見城氏に見出されたと、後書きに記されている。
どこかに、「書く技術を持つ人を探すのではなく、書かずにはいれない衝動を抑えることができない人を探すのが、編集者というもの」という趣旨の文章を見城氏が書いているのを読んだ記憶がある。
まさにそういう人、と感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2階書架 : W 009/NAK : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410163121
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死を正面から考えさせられると、明石家さんまさんの「生きてるだけで、丸儲け」の言葉が心に染みますね。
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2022.1214
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死について。
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三十代前半の医師が書いた、死についての新書。
青臭くて浪花節な理論が白々しい。まだ思春期なんだと思う。
生命保険の必要性が執拗に書かれていて、鬱陶しかった。
こんな医師に診察されたくない。 -
12月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?amode=2&kywd=4311487880 -
若手外科医の経験から感じた、生と死、医療への考えが述べられている
生きてたように死んでいく
死ぬ時に、家族や友人からの対応で生きてたときの、その人となりがわかる
死はいきなりやってくる
日ごろから周囲に感謝しよう
死んだら後悔するように毎日を生きよう
必死で目標に向かって生きていれば、途中で死ぬのは悔しいはず。そう思えるように毎日努力しよう
伝えたい内容としては、少しありふれたものなのかもしれないが、著者の伝えたいという熱い思いがひしひしと伝わってきた