エーリカ あるいは生きることの隠れた意味

  • 三修社
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  • Amazon.co.jp ・本 (67ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784384040098

感想・レビュー・書評

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  • ベルリンで一人暮らしをするエリ-ザベトのもとに、平和的に離別してスイスに住むフランツからの電話 「どうしてクリスマスの休みにルガ-ノに来ないんだ?」 「どうして行かなきゃならないの? 私なしでは生きていけなくなったとでも?」・・・エリ-ザベトは、百貨店で目に飛び込んできた<エーリカ>という名前の大きなブタの縫いぐるみを、何も考えず678マルクで買い求める。 かくしてエリ-ザベトは、フランツの待つルガ-ノへと旅立つが・・・。エーリカ(ゾーヴァ絵)を抱いて歩く、エリ-ザベトのほろ苦く切ないクリスマス物語。

  • クリスマスのお話。仕事が忙くてストレスいっぱいの
    主人公が衝動的に買った大きなブタのぬいぐるみ。
    そのぬいぐるみは行く先々で人々を笑顔にする。
    最後にそのぬいぐるみが行き着く先は…。
    一足先にいいクリスマスを味わいました。
    大人向けの絵本。

  • 完全に大人向けのファンタジー。
    クリスマスに、仕事で自分を見失いがちな友人にプレゼントしてあげたい本。
    ホロリときれいな涙が流れます。

  • 大人の女性のための、ほろ苦童話。

  • 豚をかついですごすクリスマスも、いいかもしれない。
    しかもその豚を見た人は、微笑するほかないのだ。
    ああエーリカを見てみたい。
    エーリカに触れてみたい。
    ピンク色の頭に顔をうずめてクリスマスのにおいを思いきりかいでみたい。
    大人になっても心は片付かないままでもいいんだなぁ、豚をかついでもいいんだなぁ、と思って、すこし安心した。

  • まだ読んでない。

  • なんとなく不安定で心淋しいときにエーリカがいてくれたら!

  • 「その年はずっと、狂ったみたいに働いた。
    そしてクリスマス直前には精神的に空っぽ、燃え尽き、回復できないと感じていた。
    お金はたくさん稼いだが、いやな年だった。
    まるで生活するのを忘れてしまったかのようだった。」



    生きることに少し疲れた女がクリスマスに出会ったのは

    ピンクのブタのぬいぐるみ

    それは、思わず手を触れたくなるほどのかわいらしさだった。


    ピンクのブタが教えてくれる、生きることの隠れた意味。

  • うーん、ほろにがいなぁ
    素敵だし、おもしろい
    けど、クリスマスに読むのは…

    絵がとてもいい

  • クリスマスの準備に忙しく、そして疲れてイライラしている道行く人も、私とエーリカを見れば微笑まずに入られなかった。エーリカというピンクの大きなブタのぬいぐるみが、生きることの意味をそっと教えてくれる大人の物語。

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