聖書百科全書

著者 : ジョン・ボウカー 荒井献 井谷嘉男 池田裕

• 三省堂 (2000年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

219のテーマで構成した聖書百科。創世記からヨハネの黙示録に至る聖書のすべての文書を、聖書の目次の順番に取り上げる。内容は5種類の項目に分類され、一つの項目は見開き2頁からなる。文書についての項目では聖書の各文書について、成立の事情、著者問題、意義などが扱われる。内容の概観や中心主題の要約などもされる。物語を扱う項目では聖書の主な物語の説明がなされる。主要登場人物の生涯に焦点をあて、中心的出来事や語句の解説も加える。背景を扱う項目、歴史を扱う項目では、聖書の文化的・歴史的背景を広く概観する。神学や教理を扱う項目は、聖書の教えの中でも特に重要なものを概説しており、何が問題なのかについて理解を深めることができる。

感想・レビュー・書評

[rky789さんの感想 · 2022年11月28日]

600点以上のオールカラー図版と219の学際的なテーマで、最新の聖書学の成果をふまえ、旧約聖書・新約聖書のすべての文書について、自然・歴史・文化・生活など、あらゆる角度から解説している。人名や地名等の資料も収録されている。聖書の文化的・歴史的背景を広く概観する。神学や教理を扱う項目は、聖書の教えの中でも特に重要なものを概説しており、何が問題なのかについて理解を深めることができる。

著者プロフィール

1935年生まれ、宗教学者。ケンブリッジ大学、ランカスター大学、ペンシルバニア大学、ノースカロライナ州立大学で宗教学教授を歴任。ユネスコのコンサルタントも務める。世界の宗教に関する著作が多数ある。

「2022年 『世界の宗教大図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」