装飾文字の世界: カリグラフィー入門

  • 三省堂
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本棚登録 : 44
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784385356372

作品紹介・あらすじ

装飾文字の描き方(カリグラフィー)を、材料、技法から応用論まで、徹底して具体的に解説。12の実作例をもとに、制作工程ごとにコマ分けした写真と文章で、カリグラフィーのテクニックを懇切丁寧に手ほどきする。総論部分では、装飾文字の様式展開の歴史をコンパクトに解説。写本芸術への格好の入門書をかねる。各論部分は、様式別に、ケルト、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、モダン・リヴァイヴァルの5章に分け、書体見本も充実。各章の末尾にはギャラリーのページを配す。

感想・レビュー・書評

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  • 大学の講義でウィリアム・モリスの可愛いデザインを知り、ウィーン国立図書館で華麗な装飾文字が書かれた古書を見て以来、この分野に興味がありました。先日、カリグラフィーの本を探していたところ本書に出会うことができました。装飾文字の作り方が丁寧に書かれていましたが、金や羊皮紙を使っており難易度高めなので断念。しかしその過程は見るに値します。デザインの変遷についての説明文は初心者向けでありながら、それぞれの作品は息が詰まるほどうつくしかったです。

  • 素敵。カリグラフィー 練習してからもう一度見たい。

  • 装飾文字だけで一冊書いちゃうってのがすごい。じっくり読みたい。

  • カリグラフィー入門、と銘打ってありますが、入門なんてとんでもない、超・本格的飾り文字に関する本。装飾文字の歴史や装飾写本芸術の歴史などにも詳しい。実際に、どのような材料や道具を使ってどのような技法で書くのか、写真入で説明してくれるので、中世やルネサンスの豪華写本がどのようにして作られたのか、よくわかります。よくわかればわかるほどなおさら、これはお金持ちの趣味だなー、とも納得できるけれど。ケルト、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、モダン・リヴァイヴァル、それぞれ代表的な字体がAからZまで載っているし(筆順まで)、代表的な装飾本の頁も載っているし、眺めているだけでも美しく愉しい。やっぱりとても入門とは言えない。でも、これほど充実している本も珍しい。CD-ROMなんか付いていないけど、勝手にスキャニングして使っちゃおうかな、でもそういうことも許さないんだな、単語や文章によってバランスを取らなければいけない、やはり「切り貼り」では太刀打ちできないのだ。……、それじゃあイニシャルだけでも気に入った書体で……、と、未練たらたら。

  • 装飾文字の歴史から技法、製作手順までを全編カラーで掲載されている魅力的な本。何度も何度も時間があれば見てしまうほどです。

  • コレはかなり装飾文字の勉強になります
    カリグラフィ云々と書いてあるけど
    単なるHOWTO本とは
    もう別次元の話

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