スラデック言語遊戯短編集 (サンリオSF文庫 80-A)

著者 : ジョン・スラデック 越智道雄

• サンリオ (1985年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[tukattyanさんの感想 · 2011年9月19日]

サンリオＳＦ文庫初体験でした。

[asakureさんの感想 · 2011年8月7日]

なんだかよくわからないSF作家。河出の奇想コレクション（『蒸気駆動の少年』）を読んでよくわからなかったので、こっちの短編集もあたってみました。よくわからなかった。

「義足をつけた象」「人間関係ブリッジの図面」「平面俯瞰図」「十五のユートピアの下に広がる天国」あたりが良かったです。でも奇想コレクションに比べると全体的によりわかりにくく、パンチが足りない感じ。

解説は大森望。スラデックを読むさいのコツをあげていたので引用させていただきます。それにしてもこの短篇集には載ってない「蒸気駆動の少年」「教育用書籍の渡りに関する報告書」をあげて「あれ面白いよねー」と言うあたりやらしいSFマニアやらしい。両方とも20年の歳月を経て奇想コレクションに収められたので、まずそっちを読むと良いのではないかと思います。あれ面白いよね。

(1)マジメに読まない。
(2)ストーリーばかり追わない。
(3)パズルと思って解いてみる。
(4)一度にたくさん読まない。
(5)解説に惑わされない。

著者プロフィール

1937-2000年。アイオワ州生。ＳＦ界随一の奇才。マッドでシュルレアリスティックな短編小説で有名だが、本作をはじめとするロボットＳＦも高い評価を得る。84年、ＢＳＦＡ（英国ＳＦ作家協会賞）受賞。

「2016年 『ロデリック （または若き機械の教育）』 で使われていた紹介文から引用しています。」