G.K.チェスタトン (センチュリーブックス 人と思想 172)

著者 :
  • 清水書院
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784389411725

作品紹介・あらすじ

チェスタトンは、その持てる才能と精力のすべてを傾注して、詩人、小説家、探偵小説家、劇作家、文芸批評家、歴史家、キリスト教弁証家、エッセイスト、等々と多彩な役割を果たした文人である。最もよい意味でのジャーナリズムの世界を進んで選んだのは、彼が「論争家であることをどうしてもやめることができなかった」からである。人生を戦場と見た彼はどこででも花開くその豊かな才能と豊穣な想像力をこの論争好みの性癖に重ね合わせることによって、語の本義において「ラディカル」な論陣を張ることになった。これがこの「パラドックスの巨匠」を単なる時局家以上のジャーナリストに仕立て上げていった。本書は、このチェスタトンの絢爛たる作品世界に参入する道を準備するものである。

著者プロフィール

1934年生まれ。東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授。筑波大学、恵泉女学園大学、聖学院大学大学院等の教授を経て現在に至る。著書に『岩のつぶやき──現代キリスト教徒文学論』(笠間書院)、『グレアム・グリーンの文学世界』、『差異と同一化──ポストコロニアル文学論』(編著、以上研究社出版)、『開かれた言葉』、『聖なるものと想像力』(上下、編著)、『山形和美全集』(全14巻、以上彩流社)ほか。訳書にハンデルマン『誰がモーセを殺したか』(第25回日本翻訳文化賞受賞)、ブルーム『聖なる真理の破壊』、サイード『世界・テキスト・批評家』、オールター『読みの快楽』(共訳)、イーグルトン『理論の意味作用』(以上法政大学出版局)、シェルデン『グレアム・グリーン伝──内なる人間』(上下、早川書房)ほか。2013年瑞宝中綬章受勲。日本C. S. ルイス協会、日本グレアム・グリーン協会会員。

「2015年 『始まりの現象 〈新装版〉 意図と方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山形和美の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×