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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784389420598
作品紹介・あらすじ
ユング心理学は「元型心理学」と呼んでもいいくらいに元型を重視するのであるが,この元型とは人間の歴史的体験の結晶であり,そこには悠久な自然の法則性がすべて反映している。ユングはそれを「内なる先祖」と呼んで,個々人はそれとの調和を図ることが大切だと述べている。つまりわれわれ人間には,われわれの発想や行動を先導する適正な水路の役割をする心的な働きが生まれつき備わっており,それは元型的なイメージとしてわれわれに知覚される。この生得的な心的働きをユングは「内なる自然」といったのである。
感想・レビュー・書評
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ユングの生い立ちについては初学者にも分かりやすく書かれていて、ユングに親しみがわく。治療者としてより、思想家としての側面が強調されているように思う。著者自身もあとがきで述べているが、宗教・神話などの項目については難解だ。背景について学んでから再読したい。ユングについて更に学びたくなった。
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