人と思想 70 フォイエルバッハ

著者 :
  • 清水書院
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784389420703

作品紹介・あらすじ

フォイエルバッハの思想を一行で要約するとすれば,「人間は自らの姿に似せて神を創った」ということになろう。だがこの言葉を安易に受け止めて,フォイエルバッハは無心論者であったとか,唯物論者であったという具合に,簡単に割り切ってしまうことは禁物である。フォイエルバッハが神の存在を単に否定するだけの無心論者であったなら,人間と神との関係をあれほどまでに徹底して追及しはしなかったであろうし,『キリスト教の本質』という大部の書物を書く必要もなかったであろう。

著者プロフィール

1931年生まれ。東京大学大学院博士課程退学。北海道大学教授を経て、現在、北海道大学名誉教授。
著書:『人間の間と倫理』以文社1980年、『カントと神』(第12回和辻哲郎文化賞受賞)岩波書店1998年、『カントの啓蒙精神』岩波書店2006年、他多数。
訳書:『永遠平和のために』岩波文庫1985年、『判断力批判』上下巻、以文社1994年、『道徳形而上学の基礎づけ』以文社1998年、『純粋理性批判』上下巻、以文社2004年など。

「2007年 『道徳形而上学の基礎づけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宇都宮芳明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×