ヒトラ-と第二次世界大戦 (清水新書 40)

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  • 清水書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784389440404

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  •  時期を特定の時期(主に1937年頃から1940年のモロトフ会談まで)に絞ることでドイツ外交の対ソ開戦決意(実質ヒトラーのものになるが)がベルヒテスガーデンでの軍首脳を前にした、フランツ・ハルダーの日記(その軍首脳の一人であった)によれば対ソ戦を言明した時点(にも関わらず、ハルダーはこのときのヒトラーの言葉を額面通りに受け取っていない)か、モロトフとの会談が齟齬をきたして終わったあとかに答えようとした書物。しかし結論は出ていない。そこに日本の動向なども絡め叙述した短いが濃密な書物。古いのでソ連側の資料は殆ど駆使できていないが当時のドイツ外交の概説書としては十分今日でも有効であろう。

  • デザイン/エディトリアルデザイン研究所

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著者プロフィール

明治大学名誉教授。
京都大学文学部卒業、京都大学大学院博士課程修了、文学博士、国立国会図書館調査局、神奈川大学を経て、明治大学教授、ウィーン、ハイデルベルク、ロンドンに留学、ベルリン自由大学客員教授、国際歴史学会本部事務局(ローザンヌ・パリ)理事を歴任。
業績:『日独伊三国同盟の研究』南窓社、1975年(単著)、『ヒトラーと第二次世界大戦』清水書院、1984年(単著)、『日独政治外交史研究』河出書房新社、1996年(単著)、『政軍関係研究』芦書房、2001年(単著)、『ユーラシア外交史研究』河出書房新社、2000年(単著)、『昭和史の軍部と政治』第一法規、1983年、全五巻(共編著)、『概説ドイツ史(新版)』有斐閣、1992年(共編著)、Die Idee eines eurasischen Blocks Tokio-Moskau-Berlin-Rom 1939-1941, in: Internationale Dilemmata und europäische Visionen (Berlin:LIT, 2010)(論文)、チブラ『世界経済と世界政治──再建と崩壊 一九二二~一九三一年』みすず書房、1989年(翻訳)、ベルクハーン『軍国主義と政軍関係──国際的論争の歴史』南窓社、1991年(翻訳)ほか。

「2011年 『ドイツ史と戦争 「軍事史」と「戦争史」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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