悪の歴史 東アジア編(上)

著者 :
制作 : 鶴間 和幸 
  • 清水書院
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本棚登録 : 35
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784389500634

作品紹介・あらすじ

「悪」を主題とした人物史で歴史を通覧する
―隠されてきた「悪」に焦点をあて、真実の人間像に迫る―
■歴史の教科書で活躍する偉人たちの表の顔ではなく、教科書では触れていない裏の素顔に切り込むことで、歴史における彼らの役割を立体的に解き明かす新たな歴史書シリーズの登場です。
■「悪」の定義はさまざまで、反倫理的行いだけを指すのではありません。読者によってもその解釈は多種多様だと思いますが、本書を手がかりに、歴史における「悪」とはなにかを考えてみると、歴史のおもしろさがさらに広がります。
■東アジア編【上】では、中国史上の悪とされる人物から、時代順に二四人を選択しました。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史上の著名人について善悪の両面性の観点から見直すシリーズの一冊。東アジアとあるものの実質的に中国オンリー。上巻の範囲は唐代まで。個人的には禹伝説の歴史的背景考察が興味深かった。

  • 東2法経図・開架 282A/Ts85h/1/K

  • 歴史上の人物評をもう一度見直してみよう、という試み。東アジア編となってますですが、中国史だけです。禹から安禄山まで。
    興味深かったのは、夏の桀王と殷の湯王が同一人物の前半生・後半生のことなんじゃないか、というところ。いや、面白い。
    あと「趙正書」の存在で「史記」の記述に疑問が投げかけられるようになった、という点。「史記」が偽物なんていう気はさらさらないですが(極論だし)、今まで一つしかなかったところに、別の可能性が出てくるというのは、単純にわくわくします。

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著者プロフィール

学習院大学名誉教授

「2023年 『始皇帝の愛読書 帝王を支えた書物の変遷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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