ブルーもしくはブルー

著者 :
  • 宙出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391114942

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  • 藍,或另一種藍

  • ドッペルゲンガーのお話・・
    ドイツ語で、英語でいえばdouble、
    自分そっくりの分身のこと。
    ドイツの伝説では、ドッペルゲンガーを見た者は数日のうちに必ず死ぬ、といわれているらしい。

    山本文緒さんの作品のなかでは、めずらしく
    非現実的な作品
    2人の主人公は主婦、みためも声もすべてそっくり、名前も同じ、
    生活と性格がまるで違う2人がある日出会い、
    入れ替わることになりお互いの生活をしていく。

    誰でも二重人格なところってあると思います。
    自分のなかで天使と悪魔が戦っているとか
    それでバランスが取れていたりする。
    そんな天使と悪魔がばらばらに生きてしまったら、怖いですねー。
    そう結構怖いお話です。

    そして「他人の芝は青く見える」
    主人公の2人の蒼子のアオと芝生のアオをかけてるのかな?

    山本文緒さんの作品をはじめて読む人は、
    ちょっとお勧めはできないかな。

    ちなみに私は、
    ドッペルゲンガーに会ったことありますよ。
    あれから、10年くらいは生きてますぅ。

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著者プロフィール

1987年に『プレミアム・プールの日々』で少女小説家としてデビュー。1992年「パイナップルの彼方」を皮切りに一般の小説へと方向性をシフト。1999年『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞受賞。2001年『プラナリア』で第24回直木賞を受賞。

「2023年 『私たちの金曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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