「見た目」が気になる!症候群: 他人にどう思われるか、とても気になる心から自由になれる本

著者 :
  • 主婦と生活社
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本棚登録 : 91
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391141528

作品紹介・あらすじ

「やせなければ美しくなれない」「嫌われない"キャラ"を演じる」「友人が少ない人、つまらない人と思われたくない」「メールには"即・返信"しなければ」…etc.現代人の心を縛る"プチ・トラウマ"の正体と、その克服法がわかる。素敵なアドバイスがいっぱいの本。

感想・レビュー・書評

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  • 水島先生の本は何冊か読ませて頂いておりますが、
    今回は私にとって最も救いとなる1冊でした。
    かなり大幅なダイエットを短期間で実行した後、
    過食によるリバウンドで体重はジリジリと増えていきました。
    傍から見ても明らかに戻り始めた、という状況になり
    周りから指摘されることを恐れ外に出るのが億劫になりました。
    このままどうなるのだろう、という先の見えない不安の中で
    この本に出会えたのは本当に運命的でした。
    「あの人が自分のことを認めてくれたらやっていける。」
    そんな風に自分の肯定を他人に委ねていました。
    しかし、本当に自分を認めてあげられるのは自分しかいない、
    そう確信させてくれました。
    「今くらいが一番いいよ。」「また太った?」「筋トレしないと!」
    そんな周りのおせっかいな発言ですら涼しい顔で受け流せる余裕を持つコツがここにありました。
    「今の自分はベストを尽くした自分である。」
    その言葉はこれからもきっと落ち込むであろう弱い自分を何度も勇気づけてくれると思います。

  • 水島広子先生による、より身近な「問題」についてのシリーズ。
    対人関係療法などはあまりとりあげず、
    見た目が気になる症状の病気もさほど詳しくは解説していない。
    (それぞれについての著書を紹介している)

    体型・ファッション・話し方やメール返信など、
    「自分はどう思われているか」という問題について。
    それを解決するのではなく、思考の変換などを用いて改善させていくことを提案。

  • 「自分が納得できるかどうか」という基礎を作っているのは世間や社会。
       ⤴
    自己完結的評価のようで自分を”相対的評価”してきた。
    絶対的評価(他の何物ともくらべようもない状態・存在であるさま。)と相対的評価(他との比較において、そうであるさま。他との関係において成り立つさま)。
       ⤵
    他人による”相対的評価”ほど不安定なものはない。
    完璧はない→不安→スパイラル→悪循環…⤵

    評価には暴力性が潜んでいる。
    ※成功するダイエットとは自分の体をいとおしむダイエット※ここ大事。

    ↑正直ここ以外はあまり響かなかった。

    ☞『対人関係療法で治す社交不安障害』

  • 本書での「見た目」は一般的な外見の意味に留まらず、「自らがつくりあげた他者の目」「世間の目」のこと。そんなの気にしてもキリがない。自分で自分を不自由にしたり不幸にしている。ほんと、いろいろもったいない。

    (でもなんだか気にしてるところが自分の中にもきっとある).

  • よくわからない

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著者プロフィール

水島広子【みずしま ひろこ】

慶應義塾大学医学部卒業・同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正などに取り組む。1997年に共訳『うつ病の対人関係療法』を出版して以来、日本における対人関係療法の第一人者として臨床に応用するとともに、その普及啓発に努めている。現在は対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表。主著に『自分でできる対人関係療法』『トラウマの現実に向き合う』(創元社)、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』(紀伊國屋書店)、『怖れを手放す』(星和書店)、『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)、『自己肯定感、持っていますか?』(大和出版)、『「毒親」の正体』(新潮新書)などがある。

「2022年 『心がスーッとラクになる 世界の美しい文様ぬり絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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