日本数寄

著者 :
  • 春秋社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393331859

作品紹介・あらすじ

いま、日本は漠然としすぎている。疲れているわけではない。一部には熱意もある。ところが、何かが発揮されないまま、すっかり沈殿したままになっている。歴史と現在が大胆に交錯しないからである。梅か桜か、仏か神か。無常迅速、日本のダンディズム。

感想・レビュー・書評

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  • 数寄
    何かで何かを漉く

  • 日本の文化史における「数奇」と称される趣向・好みを松岡の視点、感性により編集。
    もともと「数寄」とは色好みを指すことばだったが、既にそこには「好く」だけでなく「透く」「梳く」「漉く」「鋤く」がはいっており、好いて透いていくスクリーニングの行為が包含されている、と編集工学者らしい解釈をしている。

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著者プロフィール

一九四四年、京都府生まれ。編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。一九七〇年代、工作舎を設立し『遊』を創刊。一九八〇年代、人間の思想や創造性に関わる総合的な方法論として″編集工学〟を提唱し、現在まで、日本・経済・物語文化、自然・生命科学、宇宙物理、デザイン、意匠図像、文字世界等の研究を深め、その成果をプロジェクトの監修や総合演出、企画構成、メディアプロデュース等で展開。二〇〇〇年、ブックアーカイブ「千夜千冊」の執筆をスタート、古今東西の知を紹介する。同時に、編集工学をカリキュラム化した「イシス編集学校」を創設。二〇〇九~一二年、丸善店内にショップ・イン・ショップ「松丸本舗」をプロデュース、読者体験の可能性を広げる″ブックウエア構想〟を実践する。近著に『松丸本舗主義』『連塾方法日本1~3』『意身伝心』。

「2016年 『アートエリアB1 5周年記念記録集 上方遊歩46景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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