アメリカの正義病・イスラムの原理病: 一神教の病理を読み解く

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  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393341179

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  • 森鴎外はドイツに留学していたとき、ドイツでは昔はアラビア語で医学を教えていたという話を聞いておどろいている。ヨーロッパの歴史の本を読むとアラビア語を介してプラトンとかアリストテレスがはいってきたなんで一言も書いていない。中東の三つの大きな民族 アラブ、ペルシャ(イラン)、トルコ 4番目がクルド人 アメリカ インディアンを虐殺 アメリカ人は客観的には互いに譲り合って適当な天で妥協して仲良くするほうが、相手のためのみならず、自分のためにも有利な争いにおいても、そうはできず、相手をとことんまで追いつめ、完全に屈服させようとするという行動パターンを強迫的に反復せざろうえない。 戦争がおわって勝った側が正義を主張し、負けた側を裁判したのは南北戦争が最初。 どうもアメリカという国は、いろいろな国を味方にして大変な国費を費やして経済的、軍事的に援助し、そのうち、その国を敵に回すことを繰り返している。これも精神分析でいう反復強迫。 人間というのは本能が壊れた動物。本能が壊れたので、どうやって生きて行ったかわからないので行動基準として文化というものをつくらざろう得なかった。

著者プロフィール

精神分析者、エッセイスト。1933年生まれ。早稲田大学文学部心理学専修卒。和光大学名誉教授。『ものぐさ精神分析 正・続』のなかで、人間は本能の壊れた動物であり、「幻想」や「物語」に従って行動しているにすぎない、とする唯幻論を展開、注目を浴びる。著書に、『ものぐさ精神分析』(青土社)、「岸田秀コレクション」で全19冊(青土社)、『幻想の未来』(講談社学術文庫)、『二十世紀を精神分析する』(文藝春秋)など多数。

「2016年 『日本史を精神分析する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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