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- Amazon.co.jp ・本 (515ページ)
- / ISBN・EAN: 9784394301455
感想・レビュー・書評
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江戸川乱歩と横溝正史の合作と聞いたけれど解説を読むと横溝正史だけでは話題不足かどうかで乱歩の名もついたようなことが書いてあった。さらに、海外作家のアンナ・キャサリン・グリーンの作品の翻案小説とのこと。翻案小説というのがどんなものかよく分からないけれど、パリが舞台でありながら登場人物が日本人名という珍妙な設定なのが、初めはとてもむず痒い。
グリーンの原作は知らないけれど、正史は、ネタは借りたが筋は変わっていったと話したとかで、ストーリーはどこあたりから独自なのか…全体的にとっちらかった印象。新聞での連載と思えば仕方ないかも。
ストーリーは各人の思惑が入り乱れて二転三転するけれど、各人の繋がりや個性を際立たせてくれたら思い入れしやすかったかもしれない。際立たせると犯人が割れやすくなるかな。
終わりはちょっとほろ苦い。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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