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- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784394398011
感想・レビュー・書評
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春陽文庫の探偵CLUB・名作再刊シリーズの第2巻。9編の短編が収められている。
2023年3月4日に確認したところ、青空文庫に収録済みの作品は
「謎の咬傷」
「愚人の毒」
「人工心臓」
「メヂューサの首」
「好色破邪顕正」
であり、青空文庫に未収録の作品は
「大雷雨夜の殺人」
「烏を飼う女」
「抱き着く瀕死者」
「雪の夜の惨劇」
です(間違っていたらすみません)。
初出時の挿絵と山前譲さんの前説・講説が収められていて、レイアウトも読みやすい。
小酒井不木は38歳で若くして亡くなりましたが、それまでに医学博士号を取りつつ探偵小説の発展に尽くされるという大活躍をされたということです。
また、読者も多く没後すぐに全集が発行され好評を博したといいます。
アマゾンカスタマーレビューでは
「不木の不出来な作品を中心に集める」
「本書を手に取る意味はさほどない」
という酷評もあります。
しかし本書解説で山前譲さんは
「小酒井作品の持ち味を楽しむのに恰好の一冊」
と書かれています。
まあ各人が読んで判断すれば良いでしょう。
私は楽しめました。
特に
「好色破邪顕正」「烏を飼う女」のような作品が好きです。
OLDIES 三丁目のブログ
小酒井不木【大雷雨夜の殺人】探偵CLUB・名作再刊シリーズ
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2023/03/05/200247詳細をみるコメント0件をすべて表示
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