深海魚は海を知らない-哲学の扉をひらく20のレッスン (祥伝社新書 164)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111649

作品紹介・あらすじ

本書は、「存在とは何か」という哲学史上最も難しいといわれる問題を、いやもしかしたら「人類史上最も難しい」かもしれないこの問題を、読者と一緒に考えていこうというものです。深海魚は、海から出たことがないゆえに海を知らないというパラドクスから、この問題提起がはじまります。ここから、目に見かるものと見えないもの、存在するものと存在しないもの、死後の世界や宗教にも話はひろがっていきます。哲学の専門用語は使わずに、身近なたとえ話を交え本当にわかりやすく書かれています。

感想・レビュー・書評

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  • 存在とは何か。
    存在しないものとは、何か。

    優しく哲学を語る本書は、ぜひお勧めの一冊です。

    深海魚が海の外を知らないが故に、海を知らないように、我々はどこまで存在を知っているのか。

    知的好奇心を呼ぶ一冊です。

  • 存在について考えていこうという本書ですが、この本を読んで色々な衝撃を受けました。私は哲学を専門に学んだことはありませんが、日ごろから何気なく考えていたことが哲学的な面を持っていたことを知ることができたのでこの本に出会えてよかったと思っています。
     
    サンタクロースは 存在 します。

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著者プロフィール

詩人、哲学者。紀元アカデミア代表。
1958年東京生まれ。元専修大学教授難波宏至氏(故人)に師事し、哲学、文学等を学ぶ。1999年に紀元アカデミアを設立。プラトンの学園「アカデメイア」に倣い、哲学や芸術の創造的拠点となることをめざす。また詩人としても閉塞的な現代詩の枠を超え、現代文明への批判精神に満ちたユニークな詩作を展開している。

「2022年 『詩と哲学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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