日本語は本当に「非論理的」か (祥伝社新書 179)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111793

作品紹介・あらすじ

なぜ日本人は交渉や議論が下手なのか。その曖昧なことば遣いがあなたの論理力をダメにする。国際的に活躍してきた著者が見つけた、世界に通用する日本語力の身につけ方。

感想・レビュー・書評

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  • 柔軟な文法体系、助詞の活用、主観的に記述する言語。他言語と比較して日本語の独自性について述べる本は得てして、日本語はダメとか優れてるという著者の意見を表明するだけで終わることが多いのだけれども、この本では客観的な記述に徹し、日本語の良い点、日本語故に発生する欠点とその対策について、実例をあげて解説している。著者の意図とは違うが、個人的にはなぜ英語を使うのが難しいのか、日本語の体系から再確認できた本でした。

  • 目から鱗。自分の日本語運用について反省しました。

  • 「思う」の乱用
    日本語が非論理的なのではなく使い方がダメ
    無駄な副詞はいらない
    穏やかな日本語と日本人気質
    ディベートが生まれにくい
    I言語(論理)とE言語(感情)
    ラテン語は客観的、日本語は主観的 (?)
    NASAゴダード
    太陽物理学、宇宙物理学、高エネルギー粒子

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著者プロフィール

1933年埼玉県生まれ。現在、早稲田大学理工学術院総合研究所客員顧問研究員、横浜市民プラザ副会長、アメリカアラバマ州ハンツビル市名誉市民。1956 年京都大学理学部卒、理学博士。京都大学工学部助手、助教授、アメリカNASA 上級研究員、メリーランド大学教授を経て、神奈川大学工学部教授、同学部長、同学長を歴任。研究分野は高エネルギー宇宙物理学、太陽物理学。
著書:『移り気な太陽』(恒星社厚生閣)、『太陽−研究の最前線に立ちて』(サイエンス社)、『天体物理学の基礎』(地人書館)、『宇宙プラズマ物理学』(恒星社厚生閣)、『天文学を作った巨人たち』(中央公論新社)、『日本列島SOS』(小学館)、他100 冊余り。

「2016年 『ホッケースティック幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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