漱石と『資本論』(祥伝社新書) (祥伝社新書 496)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396114961

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685889

  • 正反対とされる漱石とマルクス。漱石に資本論は理解できたのかどうか。


    C0236

  • 漱石とマルクスのプロフィールや生涯をおさらいするのが最初の1/3。資本論(一巻)の要旨に真ん中1/3。漱石と資本論の関わりに最後の1/3という構成だが、実は、最後の1/3で漱石はあまり登場せず、マルクス経済の立場からのポジショントーク色が濃厚なので、あまり読む価値は少ない。漱石在英中の書簡に、たまたま資本論に触れている部分があり、明治以降の日本社会においてのマルクス経済学の道程としてのひとつのエピソードではあるだろうが、持ち出された漱石がちょっと可哀そうだ。真ん中の資本論の強引な要旨要約は、よくまとまっている気がして為になったが、本物の資本論を読んだことがないので、どれだけ信じてい良いかはわからない。

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著者プロフィール

1939年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。三菱商事を経て,2006年までセ・デ・ベ・ジャポン代表取締役。2005年以降は近代史・鉄道史をテーマに著述業を本格化。鉄道史学会会員。著書に『流線形列車の時代』,『文豪たちの大陸横断鉄道』,『鉄道技術の日本史』,『新幹線はなぜあの形なのか』,『鉄道快適化物語』,『鉄道高速化物語』などがある。

「2022年 『世界鉄道文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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