天下人の父・織田信秀――信長は何を学び、受け継いだのか(祥伝社新書) (祥伝社新書 501)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396115012

感想・レビュー・書評

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  • 織田信長の父・信秀の事跡を少ない史料を元に再構築し、その思想や諸政策がどのように受け継がれたかを示す内容。尾張国において弾正忠家が勢力拡大する過程に見える守護代家との関係、三河を巡る松平・今川家との角逐なども興味深い。

  • 読みやすいが、「まちがいあるまい」「であろう」「なかろうか」など頻出する言い回しが少し気になり、残念。

  • サスガの谷口克広先生この道40年!
    信長が好きすぎて多くの著作をだされた
    多くの学者・作家は家臣人名事典に感謝
    人気№1の信長のお父様も有名になり
    素人の私ですら朝廷へ寄進や道三と和睦
    (濃姫=帰蝶と息子の婚儀)の知識ある
    織田家中勢力争いにとどまらず陪臣の身
    ながら大名クラスの活動って凄い事です
    事跡を語りながら信長と比較することで
    副題「信長は何を学び・受け継いだか」
    にまとめる事で大好きな信長についても
    整理された本でした(読んだ方がいい)

  • 織田信秀の事績は資料が少ないのと馴染みがないせいで分かりにくかったが、信長が信秀の影響を受けた点については分かりやすかった。ただ影響を受けているのではなく取捨選択しているところに信長の理性を感じる。2人とも籠城はしなかったが信長最初の籠城が本能寺の変というところがドラマティックでもある。

  • ☆☆☆2017年7月レビュー☆☆☆


    織田信秀を扱った作品は少ないから
    どんなことが書かれているのだろうと思って期待したが
    史料が少ないせいもあり
    難しくて、読み進めるペースが上がらなかった。
    小豆坂の戦いが一度だったのか二度あったのかという論争は面白かった。

  • 信長は革命家とのイメージが強いが、その才能は独創ではなく信秀から受け継いだ基本戦略を徹底的に実施した積極性や合理性にあると思う

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著者プロフィール

1943年北海道室蘭市生まれ。1966年横浜国立大学教育学部卒業。東京都中学校教諭をへて、現在戦国史研究家 ※2019年11月現在
【主要編著書】『織田信長家臣人名辞典』第2版(吉川弘文館、2010年)『信長の天下布武』(戦争の日本史13、吉川弘文館、2006年)『検証本能寺の変』(吉川弘文館、2007年)『信長の政略』(学研パブリッシング、2013年)

「2019年 『信長と家康の軍事同盟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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