性格スキル 人生を決める5つの能力(祥伝社新書) (祥伝社新書 530)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396115302

感想・レビュー・書評

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  • 性格スキルとは5つの項目
    人前で発表する機会に「性格スキル」は多いに「成長」できる要素があると感じた。それは特に自分の中の「想像力+審美眼」「やり抜く力」「社交性+明るさ」を成長させるものだ。これからの日本は特に子供の頃から一方通行の教育だけではなく子供自身が大いに発表できる機会と教育が必要だと感じた。グローバル社会・ビジネスに不可欠な外交性+日本独特の開放性が必須だと思うからである。
    子供への教訓は3つ(大人への教訓にも繋がる)
    1、解らないないのに解ったふりをするな
    2、解らないことは決して恥ずかしいことではない
    3、解らないことを誤魔化すことが一番恥ずかしい

  • 性格スキルBIG5
    ①開放性(好奇心)
    ②真面目さ(計画性 勤勉性 責任感)
    ③外向性(社交性)
    ④協調性
    ⑤精神的安定性

    なるほど
    意識してる項目ですが改めてまとめるとこういうことになるんですね。
    著者は②真面目さをグリッド(やり抜く力)として重要視されてます。
    コラムにも上がってましたが僕もスポ根アニメで根性を学びました。
    今僕のヒーローアカデミアを見て涙が出てきたり息子のバスケの試合を見て大声で応援できるのもこの原体験があるからかもしれません。

    やっぱり今の若い子には根性は伝わらないような気がします。
    ただうちの子達は根性ありますよ(笑)
    息子は急性胃腸炎で吐いて倒れるまでクラブ休まないですし
    娘は吹部の部長として極限状況で成績を維持してました(笑)

    本書は認知スキル(学習能力等)と性格スキルを比較して後者が高いと前者が伸びる可能性はあるけど逆は必ずしも言えないとしています。
    感覚的にも同じように思います。
    有名大卒と高卒が同じ土俵で勝負する我が社ならではの気づきかもしれませんがσ^_^;

    ただ性格スキルは大人になってからも伸ばせるとのこと。
    挽回可能という点でこの本は今からでも読みたいと言えると思います。

  • 性格はスキルであり、今後も伸ばせる資質。

    正確スキルに代表される真面目さは
    やり抜く力=情熱×粘り強さ で表すことが出来る。

    今一度性格の特徴を振り返ってみることで、人生で深い満足感を得ることが出来ると感じた。

  • 最近、よく目にするビッグ・ファイブという性格分析。

    この本ではビッグ・ファィブの5つの要素「開放性」「真面目さ」「外向性」「協調性」「精神的安定性」をベースに性格スキルについて説明。

    なるほどという新鮮な面と、そりゃそうだわという既知の面がありなかなか面白かった。

  • 不登校など、理由も無しに真面目さが無いような評価なのと断じられては…など思うところもあるが、子育て世代は一読しておくと良いかなと思った。

  • 性格スキルなるものがあるらしい。認知スキル(頭のよさ)に対するもので、その要素として、開放性、真面目さ、外向性、協調性、精神的安定性が挙げられるとのこと。なかなかつかみづらい概念だった。
    確かに、こうした要素を兼ね備えていれば世渡り上手になりそうだ。これらの要素って、もって生まれた天性のもののように思っていたが、性格スキルは大人になっても伸ばすことができるとか。性格ではなく「スキル」ととらえるからということか。
    読んでいてなるほどと思ったのは、日本の企業では協調性が重視されるが、アメリカの企業ではむしろマイナスに働くということ。

  • かつては認知スキルとの対比で非認知スキルと言われていたが、最近は性格スキルと呼ばれるようになったらしい。中心になるのは、ビッグ・ファイブと呼ばれる真面目さ等が職業人としてどう影響するかの解説。非認知スキルでヘックマンはノーベル経済学賞を取ったと理解している。言いたいことは分かるが、では、どうやって性格スキルを伸ばすかとなると、解釈が難しい。教育関係者、人事関係者、自分のキャリアを見つめ直したい方にはお勧め。

  • 何か新しいことがあるかと思って読んだが、そうでもなかった。最後が良かった。成長を求めて何かしないととも思えた。

  • 読みやすい文章でなおかつ多くの引用文献が資料として整理されていて良いと感じた。Big5については、別の本を読んで理解したい。

  • <目次>
    はじめに
    第1章  性格スキルは学歴や職業人生を左右する
    第2章  ビッグ・ファイブが人生を決める~5つの能力の影響
    第3章  性格スキルを伸ばす家庭環境と教育
    第4章  性格スキルを鍛える職場と就業支援
    第5章  性格スキル向上への挑戦~少人数大学教育<ゼミ>の現場から
    おわりに

    <内容>
    性格スキルとは、非認知能力のことである。しかも個人的形質ではなく、スキルなので人生の中で伸長させることが可能だとする。この本はそんな視点で書かれている。前半は主にアメリカで研究された「性格スキル」の話が続く。
    ちなみに性格スキルは、」「ビッグ・ファイブ・と呼ばれる①開放性(好奇心・想像力など)②真面目さ③外向性(積極性・社交性など)④協調性⑤精神的安定性(落ち着き・自尊心の高さなど) からなり、特に思春期以降でも改善できるのが、②真面目さ⑤精神的安定性④協調性 である。これはまた人生において役に立つ性格スキルである。
    第5章では趣が変わり、著者の大学のゼミの話が書かれる。ゼミの授業でも性格スキルを伸ばせる実例として紹介されているのだ。ゼミのも目標設定として「成長」を意識させ、その際に「無知の知」の気付かせる、とあるのは首肯した。こうした部分は、高校の授業でも可能かな?と思った。

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著者プロフィール

慶應義塾大学大学院商学研究科教授
東京大学理学部数学科卒業、オックスフォード大学経済学博士号( D.Phil.)取得。経済企画庁入庁、OECD 経済局エコノミスト、日本銀行金融研究所研究員、経済産業研究所上席研究員を経て、現職。安倍政権の下で内閣府規制改革会議委員(雇用ワーキンググループ座長)(2013~ 16 年)を務め、雇用改革の切り札として「ジョブ型雇用」の普及を掲げた。

「2023年 『日本の会社のための人事の経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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