- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396116859
作品紹介・あらすじ
9者9様のドラマ不倫、少女売春、風俗、高齢者の性など光の当たっていない世界を取材してきた著者は、池袋の淫靡な雰囲気が漂うバーで、男性経験のない清楚な女性従業員・梓さん(仮名、28歳)に出逢う。5年後、19歳年上のイラン人男性と結婚した彼女と再会し話を聞くと、結婚前も結婚後も夫と肉体関係はないと言う(夫以外ともない)。30歳を過ぎて性経験がない女性、大人処女。彼女たちは、なぜそれを選択したのか。著者は、梓さんを含む9人に寄り添うように取材、すこしずつ聞き出していく。そこには、9者9様のドラマがあった。さまざまな価値観と生き方を伝えるノンフィクション。(以下、目次より)第一章 ひとみさん――どうしても入らないので、高級愛人紹介所に第二章 梓さん――結婚前も結婚後も、性交渉のない夫婦生活第三章 静香さん――できない。それでも跡継ぎを産むために人工授精で……第四章 由紀さん――35歳までは絶対にしないと決めていた第五章 シェリーさん――男性よりも、恋よりも、研究が大事第六章 香月さん――18歳年上の夫が最初でよかった!第七章 さやかさん――何度フラれても彼がいい第八章 真衣さん――30人と「試し」てもだめだった……第九章 敦子さん――恋愛も性も、私には必要ない
感想・レビュー・書評
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30歳を過ぎて性体験がない女性、大人処女。
家田荘子さんが長年取材してきた
風俗や不倫、売春などを「する」人たちと反対側
「しない」人たち。
彼女たちの言い分はとてもよくわかりました。
しかし、ここに登場する3人の夫たち。
私は彼らの本当の気持ちが知りたかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個々の事情があるんだろうけど、って姿勢で書かれてるのが、「しない自由」の侵害ではないか。とわいえ、しない自由を行使していること自体がマイノリティであり、なぜしないの?という立ち位置が一般的、という前提のもとで書かれている。たった10人程度の事例だが、これが一般的なのか、この人たちがたまたま変人なのか。母数がマイノリティな状況で、どんあ事情があるんだろ、っていう興味本位に応えてくれてるだけであり、この10例で何かを語るのは危険な気がする。
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なつかしの家田先生。さしておもしろいところはないと思う。「アロマンティック」がはやり、というかまあ前からも一定数はいたわけで。
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本当に人それぞれ違うんだなあ