人狼天使 第2部 (ノン・ノベル 85)

著者 : 平井和正

• 祥伝社 (1978年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[まるかさんの感想 · 2009年12月12日]

「そこをどけ･･････」おれは深呼吸してから宣言した。信じられないほどの熾烈な闘志が充満してくるのを感じていた。これまでのいかなる敵にも覚えたことのない満々たる闘志であった。まさに宿敵へ向けてのみ発揮されるポテンシャルの高い、たぎりたつ情動だ。「どかないと、胸板を蹴破って通るぞ！」摩天楼の頂上でついに遭遇した真の敵！　ブリザードの吠え狂う極寒地獄ニューヨーク市に展開される犬神明の壮絶な戦い。

[楊業さんの感想 · 2023年11月10日]

既読本

著者プロフィール

　1938年5月13日、神奈川県横須賀市生まれ。
　1963年、漫画原作を担当した『8マン』（少年マガジン連載）は、その後自らがシナリオライターのチーフを務めてTBSでアニメ化され、大ヒットを記録する。
　1971年、『狼の紋章』が爆発的にヒットし、松田優作のデビュー作として映画化。『ウルフガイ・シリーズ』は若い世代の心を捕らえ、永遠のバイブルとなっている。
　1967年に刊行開始した『幻魔大戦シリーズ』は“ハルマゲドン”旋風を巻き起こし、総計2000万部を超える大ベストセラーを記録。1983年にアニメ映画化される。
　1994年、日本で初の本格的オンライン小説『ボヘミアンガラス・ストリート』をネット連載。『月光魔術團』『ABDUCTIONシリーズ』『幻魔大戦deep』など現在も精力的な執筆活動を続ける。

「2008年 『幻魔大戦deep トルテック』 で使われていた紹介文から引用しています。」