- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396207342
感想・レビュー・書評
-
知能指数190、生活能力0の名探偵龍之介シリーズ第2弾
カバー&本文イラスト / 緒方 剛志
装幀 / 中原 達治
初出 / 『小説NON』2000年12月号、2001年3月号・6月号・8月号・11月号、書下ろし1本詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
龍之介のピントのズレた会話や相槌が相変わらず面白い。光章も龍之介の扱いに慣れてきたな。
理系苦手な私には所々解りにくい。特に〈石の棺〉事件はよく解らなかった…。
龍之介は、これからどうするんだろう。 -
僕が犯罪者になれないのは発想力だと思っていました。
トリックを理解してなんでこんなことを思いつくのだろうか、頭がいいからなのか、狂気のなせる業なのか。
でもこの作品はトリックがわかったのです。違和感を感じたのです。
凸凹コンビが綺麗に伏線を作っていくれるので、じっくり考えながら読めば何がキーポイントなのか読みとれました。
理系的にじっくり腰を据えて読むそんな推理小説だと思います。 -
おそらくこのシリーズは、もっとも読みやすく面白い物理ミステリのひとつ。超物理音痴&物理大っ嫌いな私が言うのだから間違いはない(笑)。物理の解説部分に関しては、多少「あーうっとうしい!」となるのは間違いないけれど、天地龍之介のすっとぼけたキャラクターにひっぱられてあまり苦にならない。やっぱり「良いキャラもの」でしょう。各話の間に挿入された「龍之介観察日記」もかなり笑える。
特に「石の棺が閉じるまで」が良かった。物理的要素もそれほど濃くなく読みやすかった、というのもあるけれど。「覆される常識」があまりにも見事。常識にとらわれすぎた目からまさにウロコが落ちた気分。 -
2作目ー!
ついに目的の人物に会えたわけだけども結局皆の所に残ってくれて良かった!
もし龍之介一人だけの話にこれからなったらやだなーとか思ってたけどとても良い方向に向かってくれて一安心。
この先の数々の展開に期待です! -
2003年11月12日読了
-
2008年4月
-
天地竜之介が乗り込んだ貨物船には不気味な怪談が広まっていた。気が付くと
船内はエメラルドのネックレス盗難事件で大騒動に。しかも、現場に残された
指紋は竜之介のもので…。
-
続きも読みました。語り部のツッコミの冴えが鈍ってきたか…。変わらずつらい装丁と挿絵です。