みさんの感想
2012年7月21日
引き続き、秋せつらと浪蘭幻十の若き日の物語。 影の薄くなっていた「王」は、うやむやのうちに片が付き、志保の人形たちもつじつま合わせのように解決した。 もちろん、この段階では秋せつらと浪蘭幻十の関係に決着がつくことはない。彼らは未来において決着をつけるよう運命づけられている。(「魔王伝」参照)
1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。 「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」