彼女が追ってくる (碓氷優佳シリーズ)

著者 :
  • 祥伝社
3.42
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本棚登録 : 447
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208943

感想・レビュー・書評

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  • 凄く良いよ。
    優佳ちゃんは相変わらず推理マシーンだし、何というか割かし珍しい構造なのがとっても良い。というのも、典型的なミステリだと犯人vs探偵って形を採るけど今作では犯人vs被害者って構造だからね。究極的には優佳ちゃん要らないもん。探偵はあくまで読者のための推理装置って感じに割り切ってる辺りが良い。優佳ちゃんに人間味が感じられない辺りも徹底してて良いね。一作目から人間味は薄かったけど今作だとホントに機械みたいだ。いやこれ詳しく書くとネタバレになるけどさ、最後の最後まで読むと気付くんだよ。「あぁ、この作品は探偵を必要としていないんだな」って。そういう意味だと「探偵=メタ的な位置づけ」って感じになるから読んでる側も安心して探偵役の推理を読める。まぁ、ミステリは割と読む方だけど、ここまで探偵が不要な作品も珍しいよねって事で。
    大体さ、二作目で既に「完璧な探偵」ってのをやっちゃってるから、続編なんて無いだろって思ってたらこれだよ。裏をかかれたね。素晴らしい。
    あえてね。あえてケチを付けるなら犯人がちょっと頭弱すぎるだろって所だけかな。まぁ、良いんだけどさ。

  • 優佳シリーズ第三弾です。
    シリーズと言いつつ、優佳目線で話が進まないのが、特徴。
    今回もストーリー展開のテンポも良く、最後まで一気に読んでしまいました。
    いつもながら、なるどぉ!なエンディング。

  • 碓氷優佳シリーズ第三弾。
    倒叙ミステリー(刑事コロンボ、古畑任三郎のように犯人がはじめからわかっている)。
    意外性はあまりない。オーソドックス。
    読みやすい。
    現場から動かず、その場で推理していくためロジック重視
    のミステリーが好きな人にはおすすめ。

  • シリーズ第3。相変わらず頭の回転速すぎ!!解決シーンはクールな感じでかっこいいな♪ラストも良かった。でも、こんな子の婚約者は、嫌だな~
    2011.11.2

  • ラスト一行でゾクッとしたが、何よりゾクゾクしたのは「はい、終了」

  • お馴染みの展開ながら、犯人のみならず被害者の仕掛けまで用意されているとは。
    ラストの感じも良かったです。

  • 発売日に購入してその日のうちに読み終わりました♪

    ラストが衝撃ですねー(*^_^*)
    伏線ばっちり回収です!

    碓氷優佳は相変わらず頭の回転はやすぎますねー

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著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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