十津川警部 七十年後の殺人 (ノン・ノベル 1018)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 34
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396210182

作品紹介・あらすじ

いま明かされる戦争秘話―。沈黙を破り浮かび上がる歴史の闇!野尻湖畔のリゾート地で遭遇した難事件。時を超え十津川の推理が閃く!

感想・レビュー・書評

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  • 命の尊さを考えさせられる事件でした。
    この事件は、
    太平洋戦争中のサイパンが事の発端で、
    東條陸相が示した「戦陣訓」が関係します。
    「捕虜になるぐらいなら自決せよ」
    この訓示のせいで、
    実際に多くの兵隊や民間人が、
    落とさなくてもいい命を落としたのでしょうね。
    戦争をまともに経験された西村京太郎さん
    だからこそ描くことができた作品です。
    メッセージが伝わってきたと思っております。

    戦争を絡めた事件、二重国籍の登場人物、
    静かで涼しそうな野尻湖が舞台で、
    興味深く面白い事件でした!

  • 戦争は許される物ではない。命も大切にしたい。

  • 読みやすい。そして戦争で法律を重視するのか、訓示を重視するのかって議論が新鮮だった。事件だけじゃなくて戦時中の様子も詳しく書いてあって考えさせられる。

  • 190901

  • 「陸軍刑法」と「戦陣訓」

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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