うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史 (古墳→弥生→縄文(神話の時代編)) (ノン・ポシェット ひ 1-8)
- 祥伝社 (1995年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396310639
感想・レビュー・書評
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米と塩、鉄、柱など、「物」や「食」によって古代から神話までさかのぼりながら歴史を解説していく本。神話についての解説も、日本武尊が農業を広める話であることも、鉄が昔から作られていて、鉄の権益が非常に重要だったことも、だいたい説得力があった。怨霊史観についても、古代においてはありえないと一喝している。騎馬民族征服説についても、馬をあやつる者は必ずズボンを履いているが、古代の日本ではズボンをはくことはなかったし、征服は一気になされるものではなく、必ずだんだんと騎馬民族の征服の痕跡が、支配する(とされている)時代のまえからあるはずだがそれもない、と、一蹴している。西洋的な奴隷のはじまりを、完全な形で存在するようになったのは桃山時代の京都島原の遊郭であり、周囲に柵をつくり、家の窓を格子でふさぎ、逃亡を監視した。こうした犯罪人ではない人間管理の最も古いものは遊郭であり、奴婢と西洋の奴隷はまったく違うことを論じているP200はおもしろかった。奴婢があまりに大仏建立の現場から逃げるので、奴婢を派遣している主人の方が奈良に引っ越してしまうという具合だ。柱のまわり方が、伊邪那岐と伊邪那美で、左上右下は礼記の影響というところとかも勉強になった。古代の勉強の一歩目のような感じの本。
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3巻で邪馬台国まで行ったら、この4巻はどうなるんだと思って読んでみた。
どうやら著者は考古学が専門らしく、比較的古代の方が分厚く語られている。
また、少し戻って聖徳太子の凄さもある。
考古学なので、明快な文章が残ってはいないが、弥生時代や縄文時代は原始的なものではなく、もっと組織がしっかりしていて、外交という考え方もあり、未来的だったのかと驚かされた。 -
うーん。この手の好きなんだけど、進まない。
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歴史をさかのぼっていく本。
楽しく歴史が学べます。
授業もこんな風に楽しければ良い点取れたかもなぁ(笑)