大阪「駅名」の謎-日本のルーツが見えてくる (祥伝社黄金文庫 た 16-2)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396314842

感想・レビュー・書評

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  • 通読するより旅や出張のお供につまみ読みでよい。難読珍名、上牧桜井の”駅駅”とか、ハナテン中古車センターとか、そういえば”~市”や鳥の名前がつく駅が多いとか、へー、ふーんという本。

  • 他のレビュー通り、確かに調査が足りないというか、適当かな?と思えるところはある。古代朝鮮語由来とか。騎馬民族襲来説とか簡単に受け入れてしまう感じの人だと思った。直観だけど。ただ企画のコンセプトは良い。

  • 第二版で購入しているので、随分と前に読んだ微かな記憶はあったのだが、再読。

    JRは大阪駅と言い、他は梅田駅と言う。
    私には梅田の方が馴染みがあるので、大阪で集合、なんて言われると何だか気恥ずかしいのだが、まさか明治政府への反骨精神から成るものだったとは!

    日本武尊にまつわる、鳳駅や羽曳野の話。
    我孫子と百舌鳥の関係など、歴史を一つ一つ辿るような駅名もあれば。

    四天王寺前夕陽ケ丘なんて、四天王寺からは遠いじゃないか!なんて理屈もあって面白い。

  • この巻では、大阪の駅名と地名との関係を解説されています。

  • こういう本を読むと大阪って歴史があっていいとこだったんだなと思う。

  • 大阪/梅田はどっちが本当なのか…
    喜連瓜破、西中島南方…なんだこのしたを噛みそうな名前
    枚方はひらぱーじゃなくて、なんで枚方?

    大阪によく行っていた自分でもわからなかった地名の謎とは?

    これを見たら大阪が100倍楽しくなる。

  • 古代の歴史を遡るのは住んでいる土地に新たな?いや、確かにあった物語の息吹を感じることができてわくわくする。

    明治時代に造られた大阪の鉄道事業。当初大阪判事の五代さんが企画していたこともあったが、国は政府主導で進めるものとしていた。駅名は大阪駅とするも、そこは大阪。国への対抗意識もあり正確に言うと当初田んぼを埋めた「埋め田」という地名を佳い字にかえた「梅田」と呼んでいたところから、その後脈々と「梅田」文化が作られてきた。

    地名のほとんどが2文字なのは古代朝廷が二字佳字政策を徹底させたから。和泉もその例。

  • ささっと読めた。面白かった。
    読了日14/08/10。娘宅にて。

  • 「駅名」を手がかりに地域の歴史を紐解いてくれます。
    一つのテーマを2〜3頁で簡潔にまとめていますが、
    含蓄があり、イメージが拡がります。
    大阪は古くからの歴史があるので、興味が尽きません。

  • 読むと大阪に転勤した時に読みました。大阪は、本当に不思議で楽しい町でしたので、色々と知りたくなり購入しましたが、面白かったです。在阪の方は、是非読まれては!

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著者プロフィール

1945年、長野県松本市生まれ。地名作家。筑波大学名誉教授(元副学長)。千葉大学助教授を経て筑波大学教授。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学退職後は自由な地名作家として全国各地を歩き、多数の地名本を出版。主な著書に『京都 地名の由来を歩く』(ベスト新書、2002年)に始まる「地名の由来を歩く」シリーズ全7冊などがある。NHKの「日本人のおなまえ」をはじめ、各種テレビ番組にも出演していたが、2018年2月に体調を崩し、翌19年5月に難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された。しかしそれに負けじと執筆を継続。苦境の中で書き上げた『日本列島 地名の謎を解く』(東京書籍、2021年)は「奇跡の一冊」ともいわれた。

「2023年 『重ね地図でたどる京都1000年の歴史散歩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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