ビッグコミック創刊物語 (祥伝社黄金文庫) (祥伝社黄金文庫 た 18-1)
- 祥伝社 (2012年6月13日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396315818
作品紹介・あらすじ
社内で行き場のない編集者が集まる"吹き溜まり"と揶揄されていた「第二編集部」で産声をあげた『ビッグコミック』。創刊編集長の小西湧之助は、自分たちを泥底に棲む夜行性の小ナマズにたとえ、"でも、いつか世の中を揺り動かす大マナズになってやる"と誓った。「泥底」の一癖も二癖もある編集者たちは、そんな小西の号令のもと、灰皿の飛び交う編集部で熱く激論を交わしあう。その思いが白土三平、手塚治虫、石森章太郎、さいとうたかを、水木しげるら人気作家たちを惹きつけ、「子供のもの」と揶揄されていた青年コミックの市場を切り拓き、「ビッグコミック・ファミリー」と呼ばれる人気派生誌を次々に生み出していく。コミックファン、作家ファンのみならず、働く男必見の感動の物語。
感想・レビュー・書評
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なぜビッグコミックなのか。
その由来を知れただけでも十分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2008年に刊行された『ビッグコミック創刊物語~ナマズの意地』の改訂増補版。
マンガは子供が読むものと認識されていた時代に、
知的な大人のための娯楽雑誌を創った名物編集長・小西湧之助氏の辣腕と、
人気を支えた大物漫画家たちの活躍に迫ったノンフィクション。
電車以外だと乗り物酔いしてしまう楳図かずお先生を、
終電が出た後、神保町から目白まで小西氏が徒歩で送っていったというエピソードが
微笑ましい。
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