- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396330323
感想・レビュー・書評
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何か疑問を抱くと時間が停止するという謎の体質を持った末さんと、それに巻き込まれて、時間が停止した世界に迷い込んだ女子高生の真奈ちゃん。
目の前にはナイフが刺さった死体があるし、行く先々でナイフに刺された人たちがいて、それがどうもみんな同じ時間、0.01秒の狂いもなく同じ時間に刺されている、という展開。
謎を解かない限り、というか、末さんがこの謎の答えを納得しない限り、時間が止まったままという状態で、謎解きを進めていきます。
SFチックな展開で、どういうオチを持って来るのかと思ったけれど、そこそこ正解に辿り着いた。
私でも感付くぐらいなので、結構簡単なミステリだったんでしょうか。
ていうか、それよりも、真奈ちゃんの性格が気持ち悪すぎて、めっちゃしんどかった。
ストーカーも気持ち悪いけど、とにかく性格が気持ち悪い!
ここまでの性格にしなきゃいけなかったのかしら。
気持ち悪いうえに、最悪な性格だった。
彼女ひとりで女子高生全体の印象を相当悪くさせたよね。
あと、「停年」てわざわざ一般的でないほうの表記をしていたのは、わざとなんでしょうかね。
そこですごい深読みした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2018年1月21日読了。
2018年31冊目。 -
いかにも西澤さんらしいSFミステリ。
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長々と読んできて、
え?結局そんな終わり方なの?
って感じだった(´ ` ) -
時間停止+事件という、『7回死んだ男』を彷彿とさせるテーマ。展開に引き込まれ、あっという間に読んだ。面白かったが、真相は反則ギリギリのところ!くそー、騙された!
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内容(「BOOK」データベースより)
「謎が解けなければ時間は永遠に止まったままだ」何かに疑問を抱くと時が停止するという奇癖を持つ青年末統一郎の言葉に、女子高生真奈は逆上した。二人以外のすべての人間、物体は静止状態。そして謎とは、眼前でナイフを腹に突き立てて固まっている男。誰が、いつ犯行を?だが真相を探る二人は、町中でナイフの犠牲者を次々に発見。ナイフの雨が町を襲った?迷宮に陥ちた二人。はたして“時間牢”から脱出できるか…。前代未聞の設定で読者を翻弄する新本格推理の書下ろし傑作。 -
面白かった!時間が止まっている間に、というのはすぐ考えたけど、真犯人(?)は意外でした。
面白い終わり方です。 -
悩みにぶつかると時間を止めてしまうという癖をもつ青年と,巻き込まれた女子高生が町内で連続して起こったナイフに刺される事件を解き明かす。
時間を止めるなどというのは,西澤ミステリでは癖や体質で済まされてしまう程度の微々たる現象だが,それでもきっちりとルールがある。
サクッと読めるけど,300ページもかけてやるほどのことではないかなと思う。 -
だいぶ前に読んだので少し記憶がうろ覚えだけど、石持浅海さんのような不思議現象の中での推理物だった。不思議現象ならでは推理だったけど本当にそうなるのかとも思った気がする。
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表紙にすでに危険信号は現れていた。
そう、あたしは西澤作品が大好きなんだけど、反面タカチとかボアン先輩とかの、ぬるめの学生シリーズが苦手なのだ。
やはりこの作品も主人公?が女子高生。
ロジックはしっかり組み立っているのだがなんとなく、ゆるい。
女子高生だからなのか先生へのラブ心が延々書いてあったりいたずら書きをしてみたり‥
なんか緊張感が。
しかもこのユルいシーンが作品に深みを与えて‥ということも別にない。
なので、大好きな西澤作品ではあるが、がっかり評価で★3つ。 -
謎を見つけてしまうと、時間を止めてしまう『少年』と
それに巻き込まれてしまった少女。
『少年』が謎に思ったのは、すれ違いざまに倒れた男について。
止まった街中で、ナイフで次々と刺された人を発見する2人。
どう考えても同時期に刺されたとしか思えない人達に
謎がどんどんと深まって、犯人が誰なのか分からないという状態。
一体犯人は誰なのか、どういう事なのか。
まさか…と思って読んでいましたが
半分ほど予想的中。
そう来ますか! という犯人でした。
ある意味分かりやすい?? -
2004年12月30日読了
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何かに疑問を持つと近くの人間一人を巻き込み、時間停止する癖を持つ主人公。
止まった時間の中で、巻き込まれた少女と共にナイフの突き立った死体の謎を解く。
不条理且ロジックな西澤マジック、開演!!