覇商の門: 長編歴史小説 (下(天下士商編)) (祥伝社文庫 ひ 6-13)
- 祥伝社 (2004年1月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396331481
感想・レビュー・書評
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秀吉の墨俣一夜城から本能寺の変まで駆け足で辿った感じ。下巻では商人と言うより信長の一家臣の様な存在になってしまった。主人公であるはずの宗久の存在感がやや薄く感じられてしまった。
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今井宗久が大和今井町から堺へ出て、そこから商人としてのし上がっていき、最後は織田信長共に天下を目指すさまが書かれています。
もちろん、天下とは天下一の商人という意味です。
宗久は当時もっとも茶に通じていた武野紹鴎の弟子であり、娘婿であったため、茶人の知り合いも多く、茶器の名前などもよく出てきます。信長に献じた茶器や、松永久秀が降伏したときの茶器など、いろいろ出てきて興味深いです。
↓ ブログにも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_a7ec.html -
戦国時代の豪商今井宗久の一代記。
武将中心になりがちな戦国時代の小説で数少ない商人を主人公にした物語です。
戦国時代の商人と武将の関係を見ていて、古今東西権力者と商人の関係って余変わってないんだなと思ってしまいました。(笑)
文章が簡単で読みやすくはあるのですが、その分書き込みが少なく軽く感じてしまいました。
電車の中の時間を使って読むのにはいいのかもしれませんね。
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