- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396332983
感想・レビュー・書評
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文庫 £1 新品で購入 帯付き
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(裏表紙より)
在宅医療の医師・藤原真紀の前に、元恋人の倉橋克秀が七年ぶりに現れた。ピアニストとして海外留学するため姿を消した彼がなぜ? 真紀には婚約者がいたが、かつての心の傷を唯ひとり共有できた克秀の出現に、心を惑わせる。 やがて、克秀は余命三ヶ月の末期癌であることが発覚。 悪化する病状に、真紀は彼の部屋うぃ訪れた…。 すばる文学賞作家が描く、感動の恋愛長編!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今年であったなかでは、切なくもヒットだったかなぁ。
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恋愛小説にかくれる生きるとは?!
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苦しくて、綺麗、すごく切ない。とても大事な人の一番が自分じゃない。
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なんだか、生死について色々考えさせられる1冊でした。
結構、重い気がする。
尊厳死とか、延命とか、色々といつか自分にも絶対に関係することが来ることなんだなぁって思った。
私は別に、延命されようと、自然のままにしようとどっちでもいいと思う。
きっと延命されてるときは意識とかないんだろうし。
私が残してく人たちが決めていいなって思ったなり☆
痛かったり、苦しかったりしなきゃいいですc(>ω<)ゞ
なんとな〜く、自分は長生きな気がするので(だって父側も母側もおじいちゃん長生きだし)そんな話はまだまだ半世紀以上先の話だと思うにょヾ(o゚ω゚o)ノ゙ ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ -
途中で何度も本を置き、顔を上げ深くため息をつかなければ読み続けることが出来なかった。「生きること」そして「死ぬこと」を深く深く考えさせられた。「その存在したあかし」だけを残して愛する人が消えてしまったら「死」によって結ばれることをやはり願ってしまうのだろうか。小説世界に入り込んでしまう私の意識は銀色の雨が降るアムステルダムの片隅で透明な水を見つめながら生きる意味を考えている。そして心に流れるのはバッハのゴートベルクのアリア…