浮寝岸(深川鞘番所) (祥伝社文庫 よ 4-7)

著者 :
  • 祥伝社
4.75
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335472

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この作品、なんて毎度毎度最後が切ないんだよぉっ。
    たぶん切なさは一番かもなぁ。

    今回の影の主役は溝口です。
    かつて彼が救い出した女性が
    彼の目の前に現れます。
    しかし、それはある種の罠だったわけです。

    事件の発端は、荒天時に船を出して
    溺死した男がいたため。
    だけれども、どうもその男の死因は
    溺死ではないようで…

    その陰には、抜け荷で荒稼ぎをする
    集団たちがいたようです。
    そして無法者たちの一派が
    もう片方の無法地帯をものにしようと
    暗躍もしているようで…

    なんと八木も敵の罠にはまってしまいます。
    疑うことを知らないがゆえに
    まんまと罠に堕ちてしまうのです…
    危うく殺されかけたようですが…

    今回も怒りの錬蔵の剣技が炸裂します。
    相手も腕に自信のある悪党です
    あまりの強さに武器を準備したぐらいに!!

    最後は切ないですよ、
    結ばれることのない運命だったのですよ。
    そう…

  • このころの溝口はまだ使えないやつ

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1946年佐賀県生まれ。雑誌編集者を経てフリーライターに。ノンフィクション、コミック原作、実録小説を手がけ、映画化、テレビ化作品も多数。2002年「裏火盗罪科帖」シリーズで時代小説作家デビュー。著書に「投込寺闇供養」「深川鞘番所」「朱引き黒引き双つ江戸」「千住宿情け橋」「留守居役日々暦」「渡り辻番人情帖」「新・深川鞘番所」「俠盗組鬼退治」「草同心江戸鏡」シリーズなどがある。

「2022年 『北町奉行所前腰掛け茶屋 迷い恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉田雄亮の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×