天竺熱風録 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
3.84
  • (2)
  • (12)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 83
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336820

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一桁世紀に、支那の文官が、天竺へ行って、いろいろあって掴まったのでちょっと脱走してその辺で兵士借りてちょっとボコって帰る、といふ史実とやらに取材した話。
     しかもこの方、衒ひのないものながら、玄奘三蔵法師の関係で一回、これの後まう一回、普通に天竺往復したんですって奥様。
     支那人はウシについて、息の他に乳汁は基本摂取しないといふトリヴィアが面白かった。
     藤田和日郎先生の表紙はかっこいいのであった。

著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中芳樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×