雪の声 〔便り屋お葉日月抄〕 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338084

作品紹介・あらすじ

養女にしたお美濃の二十歳の祝いに振袖を、と考えた岡っ引きの友七親分と古手屋を営む女房・お文。だが、お美濃はそれを断ったという。一方、芸者時代に世話になった置屋の女将・お楽が体調を崩していると知ったお葉。お美濃とお楽が心に抱えた深い傷に気づいたお葉は一肌脱ぐことを決意するが…。情にもろくて鉄火肌、お葉の啖呵が心地よい人情時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 私が読んだ、便り屋お葉日月抄は、「夢おくり」。
    この作品が、ここでは見つからず。
    よって、「雪の声」のところに、今書いている。

    「夢おくり」は、48頁までしか読んでいないが、江戸情緒が豊かな作品ですねえ。

  • 「便り屋お葉日月抄」シリーズ第四弾。

    弟と二人きりになってしまったおてるが養女に入る話。
    実の父を殺そうとした娘が、友七親分の養女となったが、
    芝居小屋で父に指をさされる話。
    置屋の女将と日々堂の乳母がそれぞれ子供と生き別れた話。
    千草の花の女将が、身寄りのない小女を養女にする話。

    親子関係の人情話が多い。
    実際の江戸も親を亡くしたり、子を亡くすことが多かったのだろうが。

    戸田龍之介は師範代を譲ったりして、相変わらず。

  • 7月10日~12日

    養女にしたお美濃の二十歳の祝いに振袖を、と考えた岡っ引きの友七親分と古手屋を営む女房・お文。だが、お美濃はそれを断ったという。一方、芸者時代に世話になった置屋の女将・お楽が体調を崩していると知ったお葉。お美濃とお楽が心に抱えた深い傷に気づいたお葉は一肌脱ぐことを決意するが…。情にもろくて鉄火肌、お葉の啖呵が心地よい人情時代小説。

  • 第四弾
    作者の別作品立場茶屋おりきと人物構成を含め酷似している。
    同様だが、平仮名だけの女性名は記憶に残らない
    短編構成ではあるが続いており、どうも最近記憶が悪いのが酷

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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