銭十文 素浪人稼業(8) (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338275

作品紹介・あらすじ

萬稼業の素浪人・矢吹平八郎の住む長屋に病弱な母と姉弟の三人家族が引っ越してきた。その姉・おちよが子守り仕事をしながら真剣な顔で自身番に貼られた盗賊の人相書きを見つめていた。そんなおちよが平八郎を訪ねてくる。「お父っつあんを捜して欲しいんです」と、唐突に差し出した紙包みに入っていたものとは?平八郎の情けと剣が冴える、人気シリーズ第八弾。書下ろし時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 口入屋で日銭を稼ぐ素浪人
    矢吹平八郎は子供の小遣いで
    失踪した父親を探索する

  •  藤井邦夫さんの素浪人稼業シリーズ、人情ホロリのシリーズ、絶好調です(^-^)
    萬稼業の素浪人、神道無念流、矢吹平八郎が住んでいる長屋の隣に、病弱な母と姉ちよ10歳、弟直吉6歳の三人家族が引っ越してきました。その姉おちよが「お父っつあんを捜して欲しい」と。そう言って、平八郎に差し出した紙包みには、子守り仕事をしながら貯めた銭十文が。藤井邦夫さんの素浪人稼業№8「銭十文」、2013.3発行。影武者、悪餓鬼、銭十文、助太刀の4話です。再読しました。
     時代物作家で好きなベスト3は、藤井邦夫、岡本さとる、そして藤沢周平です。藤井邦夫さん、新シリーズを含め、秋山久蔵御用控や知らぬが半兵衛手控帖が好調ですが、素浪人稼業シリーズもなかなかですw。「銭十文」、シリーズ№8、2013.3発行、影武者、悪餓鬼、銭十文、助太刀の4話、再読。一日一朱(十六分の一両)、美味い話には危険が付き物ですが、剣の達人矢吹平八郎にとっては、朝飯前です。一方、子守りで稼いで貯めた十文で父親を捜して欲しいと10歳位の健気な娘ちよの願いに、平八郎は東奔西走!
     神田明神下、お地蔵長屋に住む萬稼業の素浪人、矢吹平八郎。素朴な人柄と剣技が映えます。藤井邦夫「銭十文」、素浪人稼業シリーズ№8、2013.3発行、再読。影武者、悪餓鬼、銭十文、助太刀 の4話。

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著者プロフィール

1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」「水戸黄門」などの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、多くの時代小説を手がける。「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」「日暮左近事件帖」「江戸の御庭番」などのシリーズがある。

「2022年 『野暮天 大江戸閻魔帳(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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