生活安全課0係 バタフライ (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 311
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396341756

感想・レビュー・書評

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  • 生活安全課0係の面々の私生活がいろいろ描かれていて、彼らに親しみは持つようになるのだが、札束投げ込み事件や野良猫絵具塗事件の方は、もっと練りこみが欲しいなあ。まあ、メンバーのやり取りがメインで、事件の方は軽い扱いのシリーズなのかもしれないが。

  • シリーズ物の第三弾目。メインの事件は二つあり、それが最初から通しで最後に解決されるが、今回は課員それぞれが軸になって章が展開されている。そのせいもあってか、最初から読むと時間が行ったり来たり。今後ストーリーは続いて行くだろうから、メンバーの側面を知るということで、こういう内容もいいかもね。ただ、その分、「KY刑事の鋭い観察眼が光るシリーズ」というのは、今回はどうかなあ(鋭いっていうところ)。1巻目に比べ、なんか普通っぽくなってきてしちゃったかなあ。会話とか楽しいし、今後に期待もあって、続きは読むとします。そうそう、今回は房子は出てこなかったな。

  • 生活安全課0係シリーズ第4弾。今回は同じマンションに住む住人の新聞受けに大金が置かれるという事件を軸に、0係のメンバーのプライベートが描かれる。時間軸が重複して、少し読みにくいところはあるけれども、それぞれに悩みを抱えており、それを知ることで、このシリーズの今後の展開にも愛着が持てるようになりそう。

  • 生活安全課第3弾。
    2つの事件を中心に生活安全課の各メンバーにスポットを当てたオムニバスストーリー。

    それぞれの視点でメンバーを掘り下げるプライベートに及ぶ話が進み、各メンバーを深く知れるという点では良い。
    が、中心の話の話も続くので、行ったり来たりさせられる感、同じことを繰り返されてる感にイラッとする。この点もう少しスマートにできなかったのだろうかと疑問に感じる。

    小タイトルは曲のタイトルとなっている。
    中心の1本、猫の話ではタイトルになっていないけれど「虹の彼方」が出てきている。小説内で歌詞が出てきたりと、曲に絡めた1冊になっているけどタイトルのバタフライだけ冬彦にはわからなかったと詳しくかいてなかった。木村カエラかな。

    関係ないけど高虎が松下由樹にしか感じないのはこまったもの。次は長編であることを期待。

  • 婚活を始めた靖子、乗馬を始めた高虎、女装を始めた樋村、ペットショップで恋をした係長、養護施設に移った経緯を思い出す理沙子の0係のそれぞれの日々と、新聞口から投函された大金と虹色に染められた野良猫の事件に立ち会うことによる重なりにわくわくした。高虎と係長にほっこりして、樋村と理沙子にしんみりした。

  • シリーズ第3弾。
    相変わらず空気が読めない冬彦警部が、空気読めない感を出しつつも、いつもと同じ鋭い観察眼で事件を解決。
    今回は同僚刑事の私生活まで盛り込まれ、なかなか面白かった。

    2018.6.2

  • 軽い事件をいくつか解決。
    さらっと読めた。
    小早川くんに内蔵されている嘘発見機の性能がすごい。

  • 4月-5。3.5点。
    生活安全課0係シリーズ第3弾。
    連作短編集。各キャラに脚光を浴びさせ、
    猫に絵の具を塗る事件と、一般家庭にお金を入れる事件。
    サラッと読める。

  • 生活安全課0係シリーズ、3作目。

    スピンオフ的な(?)短編集。0係シリーズのメンバーそれぞれに焦点を当てている。起こる事件はそれほど大きなものではないけれど、メンバーに隠された内なる闇がそれぞれ出ていて、今後のシリーズ展開にそれらがどう関係していくのかますます気になるところ。シリーズ読みには欠かせない一冊。

  • 身近な事件を扱い、第2弾とは全く異なる趣。名もなき馬がよかった。

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著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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