- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396343101
感想・レビュー・書評
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佳代のキッチンシリーズ第2弾。
シリーズ第一弾では、佳代、和馬兄弟を残し失踪した両親探しを始める。
佳代はワンボックスカーを改造した”移動調理屋”『佳代のキッチン』で、日本全国を回り、両親の手がかりを求めた。
両親との再会はかなわなかったが、両親の生き方の一端を知った佳代は、両親探しに区切りを付けた。
第2弾。
第一弾で出会った恩人である”松江のばあちゃん”から「佳代のキッチン」の支店を作ることを懇願される。
松江のばあちゃん自身、漁師の夫を亡くし、一人息子を女手一つで育て上げた人。
ばあちゃんは、佳代がこの人!と思った人を応援したいと言う。
そんな松江のばあちゃんの熱い思いを胸に、移動調理屋『佳代のキッチン』はまた旅に出た。
前作では両親探しの旅で、行く先々で暖かい人たちに助けられました。
今回は佳代自らが人との関係を求め、人の力になりたいと思う旅。
富山県氷見市
静岡県下田市
千葉県船橋市
広島県尾道市
大分県大分市
長崎県五島市
港町を移動しながら、地元の食材を使って美味しい料理を作る。
美味しい料理と暖かい人との関わり。
ラストは、「えっ!?」と、胸がつまりましたが…
第3弾は既刊なので、ぜひとも読まなくちゃ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読むと旅行に行っても本当に美味しい物を食べてないような気がします。
グルメ小説だからかな。
美味しい物が食べたい気分になります。
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キッチンカーで日本全国の漁港を渡り歩き、その土地の水、魚を使った魚介めしと客が持ち込んだ食材を使って料理する調理屋、佳代。
各地で調理屋をしながら土地の人と出会い、美味しい料理とその人の人生に影響を与えていく。
旅と地元の美味しい食材が沢山詰まった楽しい一冊。 -
第一作目全然覚えていない状態で読みましたが、それでも充分楽しめました。主人公の佳代がは女とらさんなんですね。皆に好かれて、いいなと思う男性といい雰囲気に(自分の中では)なっても、相手には思い人が居たりして、結局それに力を貸してキューピットになって去っていく。こういう構図が多いので風来坊感が強くて面白い。
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1冊目からだいぶ時間を空けて2冊目を読みましたが、すっと作品の世界に入っていけました。この作品は料理がたくさん出てくるっていうのもあるけど、やっぱり映像で観たいなぁ。
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厨房車で調理屋を営みながら全国を旅する佳代のキッチンシリーズ第2弾。
佳代がいく先々でいろんな人と出会い交流し、彼らを癒し癒されていく流れは前作と変わらない。両親探しという目的から、調理屋を広げることを目的にしたのでしばらく続きそうな感じ。
各話ともなんてことのない話で、驚きの展開があるわけでもなく、衝撃のラストでもない。でも、出てくる料理がおいしそうで、出てくる人たちが温かい。このシリーズはそれだけでも読む価値があるんだと再認識させられた。
もちろん次も読む! -
2巻が無かったので、他館からお取り寄せ(^o^;)両親探しを断念して、食の伝道師として各地を回る佳代(^^)各地で素敵な人と料理に出会う話を読んでいたら、自分もぜひ調理屋を‼と思ってしまうけれど、そんなに上手くいかないよね~( ̄~ ̄;)調理センス無いしさ(--;)今回は佳代の恋がチラホラ(*^^*)でも「ママンのブーレ」の読み始めは好きだったのに、佳代の恋心が顔を覗かせた途端に「恋、要らないんじゃないかな(._.)」と思ってしまったのは何故だろう?(-.-)
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佳代のキッチン第二弾。今回も行く先々での素敵な出会いと美味しい料理。温かい気持ちにさせてくれた。そして今回は急展開がまっている。読み終えたばかりなのに第三弾が待ちきれないよ。
あらすじ(背表紙より)
失踪した両親を捜すため、移動調理屋を始めた佳代。再会は叶わなかったが、旅先で縁を得た“松江のばあちゃん”から全国各地の港町に調理屋の支店を開いてと頼まれ、再びキッチンワゴンを走らせる。食文化の違いに悩む船橋のミャンマー人女性、尾道ではリストラされた父を心配する娘―奮闘する人々が持ち込む食材で、佳代は彼らの心をほぐす最高の一皿を作れるか? -
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