にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳(祥伝社文庫)

  • 祥伝社
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本棚登録 : 267
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396347529

作品紹介・あらすじ

町娘のお糸が仕えることになったのは、鈴江三万石の奥方様。
その正体は……なんと猫⁈
人情、猫情てんこ盛りの抱腹絶倒、時代小説!

幼い頃から妖かしが見えてしまうお糸は、鈴江三万石の江戸屋敷に奉公に出ることになった。正室の珠子に仕えるものの、お糸の目に映る珠子は……なんと猫⁉ 聞けば、城主長義に一目惚れし、人間に変化して嫁いできたという。しかし鈴江には権謀術数が飛び交い、長義にも命の危機が!
愛する人を守ろうとする珠子の姿に心打たれ、お糸もともに立ち上がるが……。
『にゃん! 鈴江藩江戸屋敷見聞帳』改題作品

感想・レビュー・書評

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  • あさの氏の本は若者向けの小説でも背景に暗さがあるのに、この本はダジャレだらけで気が違ったように最後まで通されていた。主人公のお糸は「おいち」シリーズのおいちと同じように不思議なものを見る力があり、数千年生きているネコや、ワラに宿ったワラちゃんを見分けられるのに平然とそれを受け入れている。大店の娘なのに、言葉遣いが物凄く悪かったり、同様に登場人物(ネコ、キツネ)もガラが悪くなってゆく。あさの氏の色々なシリーズを読んだが、それらとは真逆な内容で戸惑ってしまう。

  • お糸が仕えることになった姫様は実は猫⁈
    そんな姫様にかかわる難儀に振り回されるお糸のてんやわんやな話
    登場人物は皆魅力的。ただ話の広がりが物足りなかったな~

  • 何も考えずに、あっという間に読んだ。
    とにかくテンポ良く、ラストまでぐいっと引っ張られていった。
    登場人物がみんな魅力的なんだけど、個人的には笑ちゃんが好き。
    その後のお糸と夢之助の事や美由布姫の謎?とか続きが読みたい。

  • 読み始めて。本筋とは、関わらないような無駄?な台詞が多いような?
    少々面食らってしまい、先に進み辛い。

  • お糸が勤めるお屋敷の奥様は猫!?という歴史ファンタジードタバタコメディ。
    もう登場人物(猫物?)がかわいいし面白いし、あとお糸とだでぃーのやり取りとか、ぶっちゃけストーリーよりも、話のやりとりの言い回しの方が面白かったかも!!

  • 入院生活 18冊目。

     不思議なものを見る力のある主人公が、猫だけどちょっと不思議な一族の姫たちと出会い成長していくコメディ小説。ダジャレやボケとツッコミが満載で、肩の力を抜いて楽しめる作品。先行きを悲観して気が滅入るような入院中の読み物として一番良かったかも。

  • コメディ要素強め。このまま丸ごと舞台化できそう。
    キャラが個性的・魅力的で、前日譚でも後日譚でも続編が出たら読みたい。

  • ストーリーは面白いけど、話し言葉が…。
    調べたらこの作者さん、児童文学の作家さんなんですね。

  • あさのあつこ先生の時代小説です(猫又の話)
    タイトルだけで借りました(´・ω・`)

  • これは、いくら何でもハッチャケ過ぎじゃないか?次から次へと、出るは出るは、駄洒落の雪崩れ状態‼️あさのあつこさん、なんか、振り切れちゃってるみたいで、ちょっと心配です。でも、続編も楽しみです。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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