女房は式神遣い! あらやま神社妖異録(祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 53
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396347789

作品紹介・あらすじ

奥様は魔女…じゃなくて、式神遣い!
妻=陰陽師(夫に秘密)と、夫=イケメンうっかり神主は、不思議な事件ばかりに巻き込まれ――

小さいけれど由緒ある神社を切り盛りするのは、ちょっと変な若夫婦――巫女でしっかり者の姉さん女房・咲耶と、美男だけど頼りない神主で夫の宗高。咲耶は陰陽師の家に生まれ、優秀な式神遣いなのだが、夫には秘密。人として暮らす化け猫と三つ目小僧の姉弟、意地悪な姑、いけずな母……夫婦の周りはいつも騒がしい。妖怪、神様、そして人間の悩みを癒す、あやかし譚。

感想・レビュー・書評

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  • Tさんのお勧め。

    日本橋横山町の荒山神社の神主は代々ぼんくら、と噂されている。
    ぼんくら、とはちょっとひどいが、人が良くて、涙もろいのは確か。
    神主の妻、咲耶は、元巫女だが、
    実は京の陰陽師、一条家の娘で、式神遣い。
    姑の目を盗んで、式神に掃除や洗濯をさせている。

    嫁いびりをする姑と京都から念をとばしてくる母親に、
    神社が大家の長屋に化け猫と三つ目小僧が住んでいると、
    登場人物はそこそこそろっているが、
    肝心の事件がちょっと盛り上がりに欠ける感じ。
    あまりにも毒がなさすぎるのか、
    解決が簡単すぎるのか。

    ぼんくら亭主が同心、という話を
    すでに読んでいるからかもしれない。

  • 地の文がいわゆる時代物風になってないので、時代設定をどこにしているのか分からなくてかなり戸惑う。
    内容は軽いあやかしもので良いと思いますが、違和感が凄くあるので無理に時代物にしなくても良かったのではと思います。

  • 奥様は魔女っての?

  • 舞台現代かと思ったら江戸。
    江戸時代ぽくない喋り方と設定のギャップに違和感あるのと、キャラがちょっと弱くて、この1冊でいいかな、という感想。

    2022.2.16
    18

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著者プロフィール

1956年、山形県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。女性誌を中心にライターとして広く活躍。著書に「結実の産婆みならい帖」「読売屋お吉甘味帖」「女房は式神遣い! あらやま神社妖異録」シリーズ、『妻恋稲荷 煮売屋ごよみ』などがある。

「2023年 『桜色の風 茶屋「蒲公英」の料理帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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