人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(祥伝社文庫お27-1)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 124
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396348137

作品紹介・あらすじ

脆弱で孤独な二人に必要だったのは、
誰かと一緒に居られる場所だった。
――臨床心理士 東畑開人氏

恋愛や将来の不安を綴った悩める女子物語

「あ、人生に詰んだ」ある日、駅で突然、亜希子の足が動かなくなった。仕事へ行こうとすると体が拒否する。彼女は元アイドル。芸能界で挫折後、新たな幸せを摑むため、一般企業に就職し、夜は恋活に励んでいた。収入も途絶えた亜希子は、五十六歳のバツイチ会社員「ササポン」が住む一軒家に居候することを決断する――同居生活一年とその後を綴ったノンフィクションノベル!

感想・レビュー・書評

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  • 「あ、人生に詰んだ」ある日、駅で突然、亜希子の足が動かなくなった。仕事へ行こうとすると体が拒否する。彼女は元アイドル。芸能界で挫折後、新たな幸せを摑むため、一般企業に就職し、夜は恋活に励んでいた。収入も途絶えた亜希子は、五十六歳のバツイチ会社員「ササポン」が住む一軒家に居候することを決断する――同居生活一年とその後を綴ったノンフィクションノベル!

    書店の棚で偶然遭遇、読んでみた。基本的にさらっとした描写なので読みやすい。

  • 題名に惹かれて図書館で借りました。
    ノンフィクションノベルとは知りませんでした。
    実際に彼女が経験したことや気持ちがありのままに綴られているので、リアリティーがありますね。
    他人と比べて恋愛や仕事が上手くいかずに悩んで。。誰もが一度や二度は経験のある気持ちかなと。

    自分は既にオバチャンなので笑、凄く共感!!とはいきませんでしたが、前向きになれる本です。

  • ノンフィクションノベル。こんなことが現実にあるのか!いや、ないだろうとか、あかんやろとか、そんなのではなく、あっていい!という希望が見えるお話。ササポンいいなぁー著者も素直な頑張ってる子だからいいなぁ、友達たくさんいるし。未来が見えなくなっても今ある幸せを大切に頑張っていこと思える話でした。

  • 913.6/オ

  • ともかく話し相手が必要といったというお姉さんに私が鳴れるわけもないが。るむしぇあもいいかもね。と思わせてくれた。ささぽんの距離感がすごい。ほんとにすごい。量産化希望って素敵な言い方。

  • アイドル時代の著者のことは、知らないが
    著作権を読んだことあったので、読んでみた。
    まるでフィクションのような話だが、リアルな心情が書かれていてちょっと面白かった。

  • 20代半ば〜30代、人生の4分の1が過ぎた時に訪れる現象。
    「クオーターライフ・クライシス」。
    思い描いていた人生とは違う生き方をしていることに焦燥感を覚える一方、早く大人としての安定を手に入れたいと感じ、恐怖や不安を覚える時期らしい。

    本作はまさしく、その時期にドンピシャに当たった作品なのでは、と思う。
    恋に仕事に人生に…。
    今まで全力投球してきた主人公が、ちょっとしたに小石に躓きバランスを崩してまったが、見ず知らずのおじさんとの出会いにより、少しずつ再生していく。

    マジメだからこそ、人生を不安に感じたり、周りの目や意見、考えが気になってしまう。
    でもこの時期を乗り越えたら、きっと人として成長できるのだと思う。

    子どものとき「怖い」と感じていたオバケや暗闇が、先の見えない人生や、周囲の意見に変化しただけ。
    怖いと思っていたものたちは、いつの間にか克服していた。

    だからきっと大丈夫。
    今ツライと思っているこの現状も何年後には「ある意味青春だったなぁ」と懐かしむくらいになっているはず。

  • ササポンは量産できないけど、書籍なら量産できるから!
    手元に一冊、つんドル。

    読みやすさと面白さがどちらもゆずらない、サイコーな一冊。
    今や、女性だって男性と同じくらい仕事での失敗がトラウマになる時代。
    そして自分のペースが見えづらい時代。
    読みながらアキコとササポンにハレルヤするだけでなく、自分を重ねて立ち止まる必要があると思う。
    アキコに共感したり、ササポンにいてほしいっていうのは、もう自分からのシグナルなんじゃなかろうか。

  • 読める、がなんかピントが合わない感じが付き纏う。

  • 随所に現れる、ぶっきらぼうな風景描写の投げやり感がイイ

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著者プロフィール

1989年、千葉県生まれ。2005年、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)で女優デビュー。数々のドラマ・映画に出演後、2010年、秋元康氏プロデュースSDN48として活動。その後、作家に転身。本書はウェブ記事が話題を呼び、書籍化したもの。新聞やテレビにも取り上げられ、多くの反響を得た。著書に『アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア』『シナプス』。

「2022年 『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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