やっぱり英語をしゃべりたい!: 英語負け組からの華麗なる脱出法

  • 祥伝社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396612375

感想・レビュー・書評

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  • 初読

    大人になってからの英語習得法。

    おおなるほどねー!ということばっか。
    いや英語しゃべれないから正しいかわからんけど。

    具体的に自分の方法が書いてある良書・・・の気がする。
    いや英語しゃべれないからからそれが正しいのかわからんけど。

    子供にやらせる前に親がやるべき!ていうのは英語に限らず
    なんでもそうだと思う。
    いや子供いないからそれが正しいかわからんけれども。

    自分が子どもだった時、通った英語塾、子供ながらに意味わからんかったもんなあ。
    なんか塗り絵してた記憶しかない。
    結局キラキラ星を歌えるようになっただけであった。

    まず文法!て本をこの前にも読んだばかりなので
    そうなのか!と素直に受け取るわたし。
    やるかどうかは別だ(笑)

    中尊寺ゆつ子の遺作となってしまいました。
    お若いよな~。。。
    遺作と言うことで言いにくいが、この人の
    「どや!お前らとちごてワシすげえだろ」節はバリバリです。
    嫌いな人にはすんごい嫌われるんだろうなー、この人。

  • 漫画家であった中尊寺女史が様々な努力を通して英語をものにした体験をベースにして書かれた本です。「であった」と過去形なのは、本の最後で気付いたのですが、この本の原稿を書き終えた4日後に永眠されたそうです。

    40歳前半の若すぎる死で、この世に思い残すことも多かったと思いますが、最後まで自分の仕事に向き合っていた姿勢には脱帽するものがあります。

    私がこの本から感じ取ったことは、英語をマスターするには、基本となる文は記憶する、目的を持ってなんのために英語を必要とするのかを明確にする、ということでしょうか。

    特に私と同じ世代なのでしょうか、当時の受験生なら皆が持っていた「試験にでる英単語」に関する記述は懐かしかったです。

    また、英語を使って外国人とコミュニケーションをとるためには、母国の文化や内容(政治、歴史等)をしっかりと把握していないとだめ(p166)、という部分には共感しました。

    以下は気になったポイントです。

    ・英語は30歳になってから取り掛かった、20代は社会に出て仕事の土台作りにすべてを捧げる時期である(p15)

    ・自分の英語レベルに拘わらず、自分と同じ知的レベルや同じ趣味をもつ大人と話すことを推奨する(p28)

    ・「必ずものになる話すための英文法、市橋氏」は、とての役に立った本(p62)

    ・英会話スクールは、「教わりに行く」のではなく「挑戦しに行く」べき、中級の下にかかるレベルでないと意味がない(p134)

    ・たどたどしい英語でも、とにかく英語でやることが大事、その熱意をアメリカ人は評価して喜んでくれる(p187)

  • 著者の中尊寺ゆつこさんはこの本が遺作になった漫画家です。
    「おやじギャル」という言葉を発明した方、そういえばわかっていただけるかもしれません。
     扉にはこう書かれています。「英語は簡単なんかじゃない!だからこそ!誤解の無いように言っておくと、英語が出来るから偉いという法則なんて世界中どこにもないし、それくらいでえばるなんて馬鹿げてる。だけど、人がどうみるかでなく、本人的にどっちが人生おもしろいかと考えたい。だから、今からなんとか英語を頑張りましょうよ!」

    そのとおりだと思います。だから私たちも英語をあきらめないで、がんばろう!そんな気分にさせてくれた本でした。

    最後に、この本のあとがきを紹介します。日本外務省 アトランタ総領事 久枝譲治さんのあとがきから抜粋です。

    本書に寄せて

    正月に中尊寺ゆつこさんから、「もうすぐ英語本のゲラを送るので楽しみにしていてくださいね」という年賀状をもらった。 そして、アトランタで待っていた私のもとに届いたのは、彼女の死という悲しい知らせだった・・・・。(中略)中尊寺ゆつこさんは、帰国子女ではないし、学生時代に留学した経験もない普通の日本人であるが、英語でアメリカ人とコミュニケートするために必要と私が考える4つの資質、すなわち勇気、情熱、ユーモア、根気のすべてを備えた稀有なる文化人である。 彼女はそのことをアトランタでの講演や、カーター元大統領をはじめとする著名人との出会いで遺憾なく示した。(中略)英語の学習には、努力と根気が必要である。 この本には、そんな中尊寺さんの苦労話がたくさん出てくる。 でも、くじけないで欲しい。 ある程度の基礎は、誰でも義務教育で学んだはずであるし、また、英語は他のいかなるヨーロッパ言語より文法上の暗記項目の少ない言葉なのだから。
    この本が一人でも多くの読者を勇気づけ、中尊寺流の英語学習を始めるきっかけとなれば嬉しいし、きっと中尊寺さんも喜んでくれるだろう。
    私は、よもや自分の解説がこのように悲しい追悼文になるとは思わなかったが、いわば英語づかいのプロの一人として中尊寺流英語学習法を推奨することで、中尊寺ゆつこさんの生前の友情に報いたいと思う。 心から冥福を祈る。

    2005年2月 久枝 譲治

    ちなみにネットで調べて分かったのですが
    中尊寺さんご本人は横浜YMCAの予備校出身でした。
    亡くなる前にお話しておきたかったと思いました。

  • この本の校正を出した4日後に急逝されました。

    彼女のモチベーションの軌跡を垣間見ることができました。
    どうぞ安らかに・・・
    もう少し長く生きて欲しかった。

  • 中尊寺ゆつこさんの遺作。
    30代で英語を話すために彼女が努力したこと、英語を勉強すること等について書かれています。
    コツコツとやるしかない!ということですね。

  • あたりまえのことを、強く、明快な文章でハッキリと伝えられたように感じます。

    「近道なんてない!!努力あるのみ!!」

    著者の方が有名な漫画家さんということも存じ上げていなかったのですが、あとがきまで読んでこれが遺作と知りびっくりしました。ご冥福をお祈りします。

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