- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396613297
感想・レビュー・書評
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清少納言は現代のツイッタラーという表現をよく聞くが、まさしくその通りだと感じた。
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「枕草子」のうふふの部分を大部分素通りして読んでいたようだ。うふふだから高校生は「春はあけぼの」どまりなんでしょうね。「うふふ枕草子」もまたうふふでした。
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2015年1月25日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「ギャップ」。
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いつの時代も男女の物語は同じだなあって思います。いやいや男女に限らず人間関係の物語は根本が同じ。
恋する気持ちや、駆け引き、それにアイドルにきゃ~ってなる感じとか。
古文、そして昔の人となると何となくお堅い人々のように感じますが、結構軽薄だったりして笑えます。
原文の後に現代訳と読みやすい説明があってすっと理解できます。 -
『枕草子』や『源氏物語』などが好きとか、古典って面白いとかって言うと、「変わってる」って思う人も少なくはないはず。あるいは、「学をひけらかしてるだけ」って思われることも。それでも、古典は読んでいて愉しいのだ。
もちろん、中学や高校で試験対策のために学んだって、それを現代語に訳すための文法が中心だから、面白いとか愉しいという感情が持てることは少ないだろう。面白いと思えるようなら、国語の授業だって試験だって愉しいものになるはず。つまり、「知識」として読むことと、実際に味わうこととは違うということ。
たとえば、「八つ橋」というお菓子がある。これが「生八つ橋」の皮を焼いたものという知識を持っていても、実際に食べてみなくては味わうことにはならない。さらに、その由来や製造工程を知った上で、あるいはそれと相性の良いお茶と合わせて食べれば、「八つ橋」の味わいだって広がるというものだろう。
さて、この『リンボウ先生のうふふ枕草子』だが、「学校で習ろうたからて、食べたうちには入りまへんえ。『枕草子』はこういう風にして味わうのが美味しいんやわぁ」・・・というような具合に書かれている。『枕草子』の抄訳に解説を付けたものだが、古典文学の専門家ににして作家でもあるリンボウ先生の作品は、確かに味わい深い。リンボウ先生の見解に異論を唱えたくなる部分もあるけれど、これも読書の楽しみの一つ。何より読みやすいし、古典を愉しむ糸口になる作品。 -
09/8/23
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